こんにちは、モモです。
今回は、渓流釣りで行ってはいけない場所を解説していこうと思います。
「そんな場所あるの?」
「渓流釣りを始める前に知っておきたい!」
「リスクマネジメントをしっかりしたい!」
と悩まれている釣り人の方も、いらっしゃるのではないでしょうか?
山岳渓流が多い長野県で、年間最大100回以上の釣行をしている筆者が本音で解説!
結論から言うと…
・禁漁区
・禁漁期
・連続する滝
・等高線の間隔が狭い区間
・岩崖(ゴルジュ地帯)
上記の場所が、渓流釣りにおいて行ってはいけない場所になります。
具体的な画像を踏まえて、解説していきたいと思います。
危機管理意識を高めていきましょう。
行ってはいけない場所
通常の里川とは異なり、山岳渓流ではあまり見ることのない地形図や記号が散りばめられていることが多いです。
危険な箇所という以外に、規則として禁止区域に指定されている場所もあるため注意が必要です。
禁漁区
※画像引用元<つりチケ>
写真を例にみると、赤枠&赤文字でしっかりと明記されているのが分かります。
地図とは別枠でも禁漁区域と強調されていますね。
漁業権をもつ地方の漁業協同組合により定められている場合が多く、これを無視した場合は漁業法違反等の罪に問われることとなります。
普段の渓流釣りは、漁業権を侵害する代償に、遊漁券を購入していることで成り立っているという事実をしっかりと頭に入れましょう。
犯罪行為はNGです。
禁漁期
※画像引用元<遠山郷観光協会>
禁漁区とは別に、禁漁期というものがあります。
写真をみて頂くと、これも漁業協同組合によって定められているのが分かります。(この場合は、3月1日~9月30日を除いた期間)
限定的な区間である渓流においては資源が少なく、乱獲が起こると一気に絶滅まで追いやられます。
渓流魚の保護や増殖のために必要な期間ということを理解することが大切です。
限りある資源を分け合う心を育みましょう。
連続する滝
※画像引用元<国土地理院>
滝が連続する区間というのは、高低差が著しいのは予想できると思います。
高巻きできるルートがあれば、安全確保をした上で進めばよいのですが、必ずしもルートがあるとは限りません。
辛うじて滝つぼに降り立つことができても、登ることができなかったり体力を大幅に消耗してしまいます。
懸垂下降を推奨している方もいますが、基本的には緊急事態の最終手段として用いる方法です。
独学で実施する前に、クライミングセンターを用いて技術を会得してから実施しましょう。
私も講習を受けてから、実施しています。
等高線の間隔が狭い区間
※画像引用元<国土地理院>
国土地理院に子供でも分かるように、記載されているのでお時間のある方はどうぞご覧ください。
概略として、等高線の間隔が狭いと急斜面になるため、滑落のリスクが跳ね上がるということだけ知っておいてください。
高巻きや山越えをした際に、写真の様な区間の上に出てしまっては、降りる手段はありません。
ヘルメット等の安全器具の着用は基本ですが、事前に地図をよみとり回避することで、体力の消耗を予防する必要があります。
魚がいないことの方が多いので、避けましょう。
岩崖(ゴルジュ帯)
※画像引用元<国土地理院>
単体の表記では気に留める程度でいいのですが、切り立った岩が連続する区間は話が別です。
厳しい環境下であることが多く、滝が連続する区間のように魚がいないことの方が多いです。
大抵は、ゴルジュ帯の前後に魚はたまっています。
遮蔽物がないため、落石等が発生した場合に回避する手段が限られるうえ、鉄砲水が発生した場合にも抗う手段がありません。
何が起きても不思議ではない区間なので、単独での突破はやめましょう。
リスクに見合っていないので、行くのは推奨しません。
まとめ
今回は、渓流釣りで行ってはいけない場所を解説していきました。
ここで、おさらいです。
・禁漁区
・禁漁期
・連続する滝
・等高線の間隔が狭い区間
・岩崖(ゴルジュ地帯)
上記の場所は、危険な箇所という以外に、規則として禁止区域に指定されている場所もあるため注意が必要です。
自分のことは自分でカバーするのが、外遊びの基本です。
リスクマネジメントをしっかりして、楽しく釣りができるように整えていきましょう。
コメント