こんにちは、モモです。(@sanshibu)
今回は、プリムス フェムトストーブⅡ P-116を紹介していこうと思います。
「ガスバーナーなんてそもそも必要?」
「山岳渓流で使い勝手のいいガスバーナーを知りたい!」
「気にはなっているけど、実際の所どうなのかな?」
と悩まれている釣り人の方も、いらっしゃるのではないでしょうか?
山岳渓流が多い長野県で、年間最大100回以上の釣行をしている筆者が本音で解説!
結論から言うと…
・軽量&コンパクトに収納可能
・防風効果が高く、火力調整が簡単
・燃焼器具専門メーカーとしての歴史が長い
ガス缶でも軽量なバーナーをガンガン使いたい&山での調理をする機会が多い方にオススメです。
悩める釣り人の味方、それがプリムス フェムトストーブⅡ P-116です。
さっそく詳しくお話していこうと思います。
プリムス フェムトストーブⅡ P-116 を使ってみようと思った理由
私の主なフィールドは山岳渓流なので、日帰り釣行や源流泊でも山奥へ立ち入ることが多いです。
源流泊では焚火を利用することもありますが、大抵は暖をとる目的のことが多いので、調理目的ではガス缶を多用しています。
その中でも、OD缶がメインですね。
元々、Colemanのガスバーナーを常用していました。
日帰り釣行を始め源流泊でも頻回使用しており、火力の安定性は申し分ないのですが、スタッキングに不向きなのが難点でした。
マグに余裕を持ってスタッキングできるだけのバーナーがあれば……。
そんな時に思い出したのが、110サイズのOD缶とガスバーナーをマグに収納させていた友人です。
ちょっとした冬山へ行く時に、ポケットに忍ばせてコーヒーを沸かして飲んだという話をしていました。
再度確認をしてみると……。
残念ながらバーナー自体は父から譲り受けた物で、製品名やメーカーは不明とのことでした。
しかし似た形状の物を探していると、プリムスが開発しているガスバーナーにたどり着きました。
シングルバーナーが、64g!?
五徳が同一方向に収納可能で、手の平にのるコンパクトサイズだったため、スタッキングも容易だろうと判断し購入を決断しました。
実体験
導入以降は、日帰り釣行や源流泊での必須アイテムとなっています。
感じたメリットとデメリットを踏まえ、解説していきたいと思います。
まずは、基本スペックを簡単に紹介します。
基本スペック
重量 | 64g |
収納寸法 | 5.4×7.4×2.7cm |
五徳径 | 最大:12cm 最小:8cm |
点火方式 | 圧電点火装置 |
バーナーの中でも、最軽量の部類に入る64gという圧倒的な軽さは無視できません。
加熱する物に応じて五徳自体の大きさも調整可能なため、安定した調理が可能です。
同社からOD缶も生産されているので、規格が合うか心配する必要もありません。
メリット
要点を以下にまとめました。
・軽量&コンパクトに収納可能
・防風効果が高く、火力調整が簡単
・燃焼器具専門メーカーとしての歴史が長い
1つずつ触れていきます。
軽量&コンパクトに収納可能
手のひらサイズまでコンパクトに収納可能な上、重量はたったの64gしかありません。
バーナーがここまで軽くなるとは驚きです。
写真のように折りたたむことで、手の中にスッポリ埋まってしまいそうです。
五徳を同一方向に変形できるので、無駄に凹凸ができることで生じるスタッキングのしづらさとは無縁です。
実際に、チタンマグ内へ収納させると写真のようになります。
バーナーが入っているにも関わらず、他のギアも余裕でスタッキングすることが可能です。
焚火に使う着火剤を入れる余力も残っていますね。
防風効果が高く、火力調整が簡単
これだけ軽量コンパクトなバーナーだと心配なのが、横風に対する脆弱性ですが、プリムス フェムトストーブⅡ P-116に関してそんな心配は無用です。
マイクロ・ファイバー・メタル・メッシュを採用しているため、高い防風効果が実現可能となっています。
写真のように風の影響を最小化できるアドバンテージがあるため、周囲を囲む必要がありません。
必要最低限の道具で調理が可能というわけです。
110サイズのOD缶でも、数分で沸騰させることができるので、ストレスがありません。
写真のマグは700mlの容量がありますが、最大量を沸騰させても時間を浪費することがないのは助かります。
マグの容量によっては、更なる時短も可能です。
つまみが大きく横に飛び出るようにセット可能なので、火力を自分好みの強さへ微調整するのが簡単です。
火元から離れた位置にあるため、火傷をする心配もありません。
燃焼器具専門メーカーとしての歴史が長い
プリムスは100年以上の歴史がある燃焼器具専門メーカーであり、現在に至るまで世界の多くの冒険家から信用を勝ち取っています。
南極点の初の到達、エベレストの初登頂もプリムスと共にありました。
日本での販路拡大の際に、「岩谷産業」と共同したことで、「イワタニ・プリムス」という名称となっています。
日本のメーカーではなく、スウェーデン発祥です。
過酷な環境下で、いかに効率よく燃焼させるかといった点において、他の追随を許すことなくトップを走り続けているのが「プリムス」です。
同様に厳しい山岳渓流の環境下で活動する「山釣り師」である我々にとっては、最高の伴走者といっても過言ではありません。
様々なサイズのOD缶も生産されているので、自分の用途に合った選択が可能です。
餅は餅屋にといったものですが、ガスもガス屋に任せるのが一番です。
デメリット
五徳のサイズが調整可能と言っても、コンパクトサイズであることには変わりありません。
そのため、焚火缶サイズのものを乗せると安定性に欠けるので、大きめの調理器具を使いたい方にはオススメできません。
潔く焚火に入れるか、大きめのバーナーを利用するようにしましょう。
ミニマリスト仕様で、火元部分に拭きこぼし対策が充分とは言えません。
少しでも濡れることがあれば、その後の対応が困難になることが容易に想像できるので、心配性の方にもオススメできるものではありません。
対応可能にしておくか、拭きこぼしに特化したバーナーを購入しましょう。
まとめ
今回は、プリムス フェムトストーブⅡ P-116を紹介していきました。
ここでおさらいです。
・軽量&コンパクトに収納可能
・防風効果が高く、火力調整が簡単
・燃焼器具専門メーカーとしての歴史が長い
ガス缶でも軽量なバーナーをガンガン使いたい&山での調理をする機会が多い方にオススメです。
この機会に調理器具の見直しをして、自分のフィールドに合った選択ができるようにしてくださいね。
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