こんにちは、モモです。(@sanshibu)
今回は木曽川水系のヤマトイワナ開拓をしてきました。
本釣行は、2024年4月1日の内容をまとめたものとなっています。
さっそく詳しくお話していこうと思います。
入山
前日の仕事が22時過ぎに終わったため、睡眠時間は2時間30分程度となってしまいました。
重たいまぶたを擦りながら、車を走らせていきます。
時刻は6時過ぎでしたが、幸いなことに車止めには先行者の姿は確認できません。
林道の奥地は、工事関係者が終日出入りしている可能性があったため、前日までに市町村の林務課へ問い合わせの電話をかけました。
たまたま、日直の職員の方に対応してもらいましたが、分からないと言われてしまう始末……。
結局、自分の目で確かめるしかありません。
工事関係者が出入りしている関係で、舗装箇所が散見されます。
数時間に及ぶ歩きになることが予想されたため、トレッキングポールでアシストしていくことにしました。
道が落石で埋め尽くされていない限りは、疲労を軽減してくれるので第一選択として頻用します。
道中
目的の沢までは、だいぶ距離がありますが、先行者もいないため久々の山を堪能しながら歩いていきました。
荒廃した道を見ると、元々どういった目的で利用されていたのか気になる性分なので、自然と携帯のフォルダ内は無機質な写真が多くなりがちです。
現地の歴史を調べると、ただの釣りで終わらないですね。
連日気温が高かった影響もあり、雪代による増水が心配されました。
予想通りやや増水傾向ではありましたが、濁流とまではなっていなかったため、なんとか釣りをすることはできそうです。
しかし、透明度が高い渓であるため、渓流魚へのアプローチは慎重になる必要があります。
目的の沢
誰にも邪魔されることがないまま、順調に目的の沢へ入渓。
地図上、両岸が切り立ったような区間がいくつか確認されたため、気を引き締めて臨みます。
この日もゲータースタイルでしたが、足を入れてみてビックリ。
雪代の影響で、渓は凍えるような寒さで冬へ逆戻りです。
今回は、川底にへばりついているであろうイワナ達を、ルアーで引きずり出す作戦にします。
普段から、フライ&ルアーのタックルを持ち歩くことで、柔軟に対応できるようにしています。
案の定、底に定位しているようなので、根がかり上等でルアーを沈めていきます。
ファーストフィッシュは、白い美麗イワナでした。
白斑が目立っているため、この辺りは交雑種が多いのでしょうか。
動きもやや遅いような印象を受けました。
中には、寒いのか警戒心が薄いのか、近づいても微動だにしないイワナも確認できます。
こちらとしては、冬の釣りを楽しめるのでよいのですが……。
上流へ向かうほど、それらしい模様が強まってきました。
最上流までは、まだまだ時間がかかりそうですが、期待が膨らみます。
巨岩や流木が無造作に並んでいるエリアに差し掛かります。
こういった形状の渓では、無理やり岸にへばりついて突破を試みるよりは、等高線が緩やかな箇所を狙って高巻きする方が楽ちんです。
へつってもよいですが、この水温でドボンするリスクと天秤にかけましょう。
チェイスしている段階で、まだら模様が目視できるレベルの個体が多くなってきました。
魚影も濃く、サイズも上がっていきます。
下流域で見たイワナ達とは、明らかに模様が異なるのが分かります。
やはり上流に行くほど、それらしい模様になるのは必然なのでしょうか。
個人的な意見ですが、ヤマトカラーへの食いつきはヤマトほど強いです。
下山
夢中になって釣り上がっていきますが、時刻は13時前となるため危険信号です。
単独行の場合ほど、時間をシビアに設定しましょう。
写真の通り、やや沢も荒廃してきたところで終了です。
自分の中で、明確なルールを作っておくことをオススメします。
結局、工事関係者と遭遇することは一度もなく、気配すら感じませんでした。
終日実施とはなんだったのだろうか……。
このエリアの開拓は今まで後回しにしていたため、少しずつ埋めていく必要がありそうです。
帰り際も、誰にも邪魔されることなく、自然と対峙できるのは最高の贅沢です。
騒がしい街での生活が中心だと、どうしても山が恋しくなってしまいます。
次に行けるのは、いつになるやら……。
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