【渓流釣り】天竜川水系 濁流のヤマトイワナ探訪

【渓流釣り】天竜川水系 濁流のヤマトイワナ探訪

こんにちは、モモです。
今回は天竜川水系へヤマトイワナ開拓をしてきました。
本釣行は、2024年4月10日の内容をまとめたものとなっています。

モモ
モモ

さっそく詳しくお話していこうと思います。

入山

前日は朝から夕方まで雨が降り続いた影響で、土砂災害や交通障害がニュースでひっきりなしに報道されていました。

さらに追い打ちをかけるように、釣行日は氷点下という始末……。

ノーマルタイヤに変えてしまったので、雪が降ったらどうしようとヒヤヒヤしておりました。

ジャイアントATXが、昨シーズンぶりの登場(昼間撮影)

車止めに着くと、先行者の痕跡はありません。

道中の川の様子を確認した限りは、完全に濁流&増水となっています。

モモ
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なんとも、既視感がある流れです。

氷点下の中、震えながらMTBを準備し、いよいよスタートです。

所々に落石があるため、ヘッドライトの明かりを頼りに進んでいきます。

途中、青白い瞳で見つめてくる鹿と3~4回遭遇しました。

モモ
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猟期が終わると、途端に遭遇率が上がるのは複雑な気持ちになります。

下流

坂道をこぐペタルは重く、息を切らしながらはやく着いてくれと祈ります。

適宜休憩を取りながら、行動食をつまむ作戦にシフトしていきました。

モモ
モモ

行動食の有無は、疲労度&活動性を大きく左右するので、バカにできません。

うっすらと山肌に光が当たり始めた頃に、目的地で到着しました。

ここでようやく、沢の水量を確認することになります。

激流と化した沢(昼間撮影)

ゴーっという凄まじい音が、ひびき渡ります。

どこを見ても、白泡だらけで唖然……。

モモ
モモ

おまけに濁っているので、イワナがいるのか見当がつきません。

今期、一発目の釣行も増水に悩まされましたが、その時のようにフライを選択する気分でもなく……。

ルアーオンリーにして、釣り上がっていくことにしました。

増水&濁流となれば、滞留している箇所へピンポイントキャストを決め続けるorややダウン気味にアプローチしていくのが有効打ではあります。

ほんのわずかな安全地帯へルアーを送り込んでいくと……。

安全地帯から引きずり出されたイワナ、きょとんとしているように見える

ヒレの綺麗なイワナが出てきてくれました。

うっすらとマーブル模様が見え、期待が高まります。

モモ
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とりあえず、イワナを確認できたので安心です。

真上からの構図、マーブル模様がはっきりとしている

反射しているため、見えにくいですが全体的に青っぽい個体でした。

アクリルケースにて撮影

渓にようやく光が差し込み始めたタイミングで、都合よく出てきてくれたイワナです。

さきほどの個体より、模様が分かりやすいですね。

天竜川水系に多く見られる独特な模様
モモ
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間近で観察できるのは、アクリルケースの強みです。

上流

相変わらず、増水&濁流といった状況から脱却することはなく上流へ遡行していきます。

元々が小渓のため、渡渉困難なほどではないというのが、せめてもの救いですね。

凄まじい降水量であったことが予想される渓

濁流と化している渓でも、利用できる点があります。

そう、ポイントへ最大限近づくことができるという恩恵を使わない手はありません。

普段は見逃すようなポイントも、比較的バレにくい手法でアプローチできるのでオススメです。

モモ
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近づいて、岩の上からチョンチョンアクションをかけてみましょう。

【渓流釣り】天竜川水系 濁流のヤマトイワナ探訪
頬が黒くなっている個体

岩のえぐれの部分へ沿わせるようにルアーを投げ込むと大抵イワナはいます。

手元に手繰り寄せた時に、今までの個体と明らかに違うのを感じました。

大きく立派なヒレをしている、激流でも簡単に泳げそうだ

頬がまるで厳冬期のように黒錆と化し、オレンジリップがいいチャームポイントとなっています。

この個体だけの特徴なのか、はたまた沢特有のものなのかは、どうにも判断がつかないですね。

口が見事にとがっている

青っぽい個体がいたかと思えば、このイワナは全体的に黄色ベースとなっているのが写真から見て取れます。

モモ
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とある水系を彷彿とさせるような色合いですね。

もはや投げ込む余地がない

高低差が出てくるにつれて、流れの激しさに拍車がかかってきました。

帰りの時間も考え、のんびり下山していくことにします。

下山

沢全体の行程としては、退渓に数時間も要するようなものではなかったので、難なく自転車を停めた場所まで戻ることができました。

MTBでも、僅かな枝と石を踏みつけると、簡単に体勢が崩れるため遡行より気を使います。

モモ
モモ

何度も転倒しかけました。

ハンドルをしっかり把持できるかどうかも重要で、素手では氷点下の中だとこわばってしまい、満足な操作ができません。

昨シーズン終わり頃から、導入し始めたグローブで使い勝手がよさそうなので、ついでに紹介させてい頂きます。

革のため、すいつくように手に馴染む

100均で買えるような安っぽいグローブでアクセルを回し、大型バイクをド派手に転倒させた経験から反省し様々なものを試してきました。

今のところは、遡行&防寒&MTBで充分に役割を果たしてくれるので満足しています。

モモ
モモ

遠慮なく木々や岩をつかんでも、破ける様子がないのが素晴らしいです。

水の中にも突っ込んでいるので、どれだけ耐えられるか楽しみです。

清々しいまでの晴天

恵まれた天気だったため、日中は手がかじかむ程度で済みましたが、曇天だったらと思うとゾッとします。

次回以降は水量の落ち着いた渓で、のんびりできることを祈るばかりです。

モモ
モモ

体力もはやく回復させないと、あっという間に夏がきそうです。

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