こんにちは、モモです。(@sanshibu)
今回はヤマトイワナを求めて山梨県早川漁協管轄の野呂川へ行ってきました。
2024年7月3日~5日の内容をまとめたものとなっています。
二日目と三日目の内容になります。
二日目
目覚ましより先に、小鳥の鳴き声で目が覚めました。
沢割は6時から始まるようなので、朝食を簡単に済ませておきます。
小屋前に集合すると、先日のルアーマンがいます。
どうやら、小屋の中の釣り人は寝ている様で2人で沢割をすることになりました。
見事に被ってしまいました。
先日同じ沢を2人でやったので当然の結果なのですが、困りもの。
話を聞くと、ルアーマンは本日午前中には出立する様で、8:30頃には帰ってくるとのこと。
それならばと、先行を譲ることにしました。
またしても、先行は取れず時間が余ってしまったので、小屋周辺を散策することにしました。
街での喧騒とは無縁の静寂に包まれた世界で、雑念が消えていくのが分かります。
ソロー著「森の生活」の中に入り込んだような気分で、自然や自分自身に向き合う時間となりました。
学生時代、牧場に通っていたことを思い出します。
昔から人里離れた環境に身を置くのが好きなようで、変わっていませんね。
いつか山で暮らす生活をしたいものです。
小屋前のベンチに座って日向ぼっこをしていると、熊スズを鳴らしながらルアーマンが帰ってきました。
熊の目撃情報が多発している様なので、自分の命とリスクマネジメント管理は最低限やりましょう。
クマに対して迷惑なので、森の動物に対して敬意を持ちましょう。
地図でおおよその遡行場所について確認し、ゆっくり準備していくことにします。
先行者の沢
水量は落ち着き始めているのか、小屋の方から聞いた話より渡渉が楽に感じました。
一日目の沢は各ポイントにイワナが居ついていたため、想定していた区間より下流の釣りになりましたが、今日の沢はどんな状態か楽しみです。
やはり先行者がいるにも関わらず、それを感じさせない位魚影が濃そうですね。
後続から頭はねされる心配もないので、ゆっくり釣り上がっていくことにします。
青々とした魚体にオレンジのコントラストがよく映えますね。
これだけ綺麗なヤマトイワナが簡単に釣れるなら、小屋に多くの釣り人がおしかけるのも納得です。
先日の沢と比較して倒木や標高差がありそうですが、泊だと急ぐ理由もないので心穏やかにイワナと向き合うことができます。
可能なら、2泊3日をオススメします。
赤い唇なのは、共通の特徴の様ですね。
オレンジ色の鰭をしたイワナの数は多くはないと思うのですが、ここの渓は母数が違います。
カラーバリエーションが豊富なので、見ていて飽きません。
大型の個体は警戒心が高く、何度もフライに飛び出るようなことはあまりないのですが、ここのイワナは面白いくらいによく咥えてくれます。
catch&release区間なので、相当人に叩かれていることを覚悟していたのですが、全くの杞憂で終わりました。
初心者にオススメの沢ですね。
間ノ岳の稜線でしょうか、天気がいいので上流部まで行くと見えてきました。
時間を確認すると16時前、一日たっぷり釣りを楽しんだので相当上流まで来ただろうなと思ったら……。
30分程度で小屋に着いてしまいました。
危険個所も少なく、キャスティングもしやすいので泊初心者を連れてきたいですね。
幕営地
先日に続き、焚火が禁止されているのでイワナのライズパーティーを楽しむことにします。
飛び出た魚体で、ヤマトイワナだということが簡単に分かります。
それだけ近くでライズしてくれるので見ていて飽きることがありません。
日が暮れるまでずっと眺めていました。
小屋に泊まるようであれば荷物は日帰り釣行並みに軽量となるので、体力に自信がないと心配している方は、あえて幕営地での泊を選択しなくてもいいと思います。
夏山ハイシーズンでは、電話で予約状況を確認しておきましょう。
三日目
遊漁券は二日分しか購入していないので、最終日は下山のみです。
6:30過ぎには小屋を出立していきます。
往路とは打って変わって、晴天です。
下界では相当暑くなりそうな印象ですが、標高2000m以上では朝も一桁台で涼しく過ごせました。
道中、登山客や釣り人と多く行き会ったため、平日の中日に選択したのは間違いではなかったと安堵です。
北沢峠でバスを待っていると、運行時間外なのにバスが出立しようとしていました。
話を聞くと10時分が運休となり、臨時で9時に北沢峠から出立するとのこと。
ラッキーです。待ち時間1分でバスに乗れました。
逃していたら、13時まで4時間も待たなくてはいけない所だったので間一髪です。
普段は、同行者ありきで泊をすることも多いですが、やはりソロにはソロの楽しみがありますね。
休みがまとまって確保できるようであれば、気楽に遠出をしていきたいものです。
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