こんにちは、モモです。(@sanshibu)
今回は木曽川水系へヤマトイワナ開拓をしてきました。
本釣行は、2024年6月8日の内容をまとめたものとなっています。
一瞬の晴れ間を狙った開拓です。
入山
全国的に梅雨入りは遅れている中、天気が思わしくない日が続いています。
釣りをするなら平日の方がストレスはありませんが、曇天というのもそれはそれで気が滅入るのが事実。
世間様と休みが被ってしまったので、仕方がないですが土曜日に山へ入ることにしました。
ゲート前まで車を走らせます。
目的地へ到着すると、既に県外車が駐車しており、釣りの準備をしています。
さっそく沢割りをしようと声をかけると、どうやら林道を1時間ほど歩いた沢が目的だとのこと。
地図を持ち合わせていないようなので、全員で私の携帯を見て確認すると沢が被ることはなさそうだと判明します。
👤「えっ、そんな沢あるのか?被ることはなさそうだが……。」
そんな沢しか、興味がないのです。
彼らを見送った後は、ゆっくり準備をして入渓地点まで歩いていきます。
下流
現場へ到着。
予想通りといえば、その通りなのですが……。
もしこの沢を釣り目的で入渓する者がいるなら常軌を逸しているとしか言いようがないほど水が枯れ、更には荒れている沢でした。
とりあえず、天気がいいので遡行していきます。
そもそもイワナはいるのかという段階からのスタートですが、その心配は早い段階で解決しました。
植林の影響で、土砂をせき止めることができず、イワナにとっては相当に住みにくそうな環境です。
渇水期には、沢自体が消滅しそうな水量のためでしょうか。
かなり小振りなイワナ達が必死にルアーを追ってきます。
写真の様な風景を見ながら、ひたすらチビイワナ達の猛攻をかいくぐっていきます。
数時間経った頃、いよいよ地図上の水線が消えてしまう場所まで来てしまいました。
上流
さて、ここらで切り上げて帰るか進むかの選択の時です。
水があるなら、遡行しますよね。
倒木が激しく、人が全く入らないのかクモの巣の量が尋常ではありません。
ラインにクモの糸が絡まってしまうため、一回一回振り払っていきます。
明らかに今までとはサイズが異なるのが分かりました。
お腹もでっぷりしている個体が多くなり、餌が豊富なのでしょう。
人間の手の影響が及ばなくなる上流のほうが、本来の山の姿が維持できており、渓魚も生き生きとしているということですね。
分かりきったことですが、人間側としては複雑な心境です。
まさしく森の妖精というに相応しい見た目です。
どの個体も生きるのに必死という印象はなく、ポイント毎ゆったりと浮いています。
ラバーソールにとっては、天敵ともいえる渓相。
一歩一歩足場を確認するようにしましょう。
ミノーを執拗に追いかけまわすように、食らいついてきた個体です。
鰭と口が立派な雄のヤマトイワナだと分かります。
小渓の小場所ほど、ピンポイントでアクションをかけられるルアーをセレクトするのが大切です。
思わぬ大物の写真撮影後に、何気なくルアーを流してみると……。
先ほどより一回り大きな個体が、流木の下から飛び出てきました。
あまりにも渓に似つかわしくないサイズのため、驚いてルアーをピックアップしてしまいます。
その後は、二度と出てくることはありませんでした。
一回一回気を抜くことができないということを、改めて認識させられたいい釣行でした。
下山
午後から雲行きが怪しくなるということで、早々に退渓を始めます。
山へ深く入ることの多い山釣り師は、動物との遭遇を避けることができません。
県内では、ツキノワグマの出没が増加しており警報が出ています。
野生動物の領域に立ち入っていることを認識し、彼らに配慮する姿勢を持つようにしましょう。
リスクマネジメントを徹底し、事故のない外遊びにしましょうね。
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