こんにちは、モモです。(@sanshibu)
今回は、山波商店 ウェットゲーター「Mobility」を紹介していこうと思います。
「ゲーターなんてそもそも必要?」
「山岳渓流で使い勝手のいいゲーターを知りたい!」
「気にはなっているけど、実際の所どうなのかな?」
と悩まれている釣り人の方も、いらっしゃるのではないでしょうか?
山岳渓流が多い長野県で、年間最大100回以上の釣行をしている筆者が本音で解説!
結論から言うと…
・足回りにフィットし、何度も直す必要がない
・軽量でほとんど重さを感じない
・ゲーター、ソックス、グラベルガードが一体となっている
ゲーターの位置を何度も調整するのがストレス&アップダウンが激しい山岳渓流への釣行が多い方にオススメです。
悩める釣り人の味方、それが山波商店 ウェットゲーター「Mobility」です。
さっそく詳しくお話していこうと思います。
山波商店 ウェットゲーター「Mobility」を使ってみようと思った理由
私は山岳渓流や源流泊をする機会が多いので、必然的にウェットウェーディングスタイルで遡行することになります。
ゲーターにはソックス一体型と分離型の種類がありますが、足裏や踵と膝回りの摩耗スピードが遡行の仕方で異なる理由から分離型を使っていました。
長野県の渓流解禁日は、早い所で2月からスタートします。
私は、機動力の関係から2月~9月を通して概ねウェットウェーディングスタイルを好んでいるので、アップダウンが激しい山岳渓流では、ゲーターの位置の調整を何度も強いられてきました。
もちろん、ゲーターの種類によっては多少の差はあれ、ずり落ちにくい製品もあります。
機動力を妨げないで、位置の調整もしなくていいようなものがあれば……。
他社のゲーターで、ずり落ちにくいとの声が多い物を実際に見て触ったりしましたが、素材が過度に厚すぎたり関節の柔軟性を低下させるだろうなと感じました。
そんな中、同じく山岳渓流を愛する釣り人から「近々ウェットスーツみたいなゲーターが出るらしい。」との情報をもらい、たどり着いたのが山波商店 ウェットゲーター「Mobility」です。
大腿部の半分を覆う商品紹介画像を見て、試す気持ちになりました。
実体験
導入以降は、山岳渓流での必須アイテムとなりそうで期待が高まります。
感じたメリットとデメリットを踏まえ、解説していきたいと思います。
まずは、基本スペックを簡単に紹介します。
基本スペック
重量(片足) | M:196g L:217g |
全長 | M:65㎝ L:68㎝ |
足のサイズ | M:25~27㎝ L:27~29㎝ |
本体素材 | ネオプレーン(2㎜厚) |
膝・脛素材 | タフジャージ(3㎜厚) |
膝上素材 | メッシュスキン |
膝下素材 | ストレッチジャージ(2㎜厚) |
全ての素材が同一というわけではなく、各関節や可動域を制限しない様に使い分けがされているのが最大の特徴です。
全パーツに国産の物を使用するなど、職人気質が高い「メイドインジャパン」が前面に出ており、日本人として応援したくなります。
ゲーター、ソックス、グラベルガードが一体型となっている製品なので、管理が煩雑にならないのもユーザビリティ重視の嬉しい点ですね。
メリット
要点を以下にまとめました。
・足回りにフィットし、何度も直す必要がない
・軽量でほとんど重さを感じない
・ゲーター、ソックス、グラベルガードが一体となっている
1つずつ触れていきます。
足回りにフィットし、何度も直す必要がない
アップダウンが激しい山岳渓流では、特に膝回りの屈伸運動が頻回となるため、位置の調整は避けることのできない宿命です。
私が、一番重視していた点になりますね。
写真から分かるように、大腿部分の半分を覆っています。
ストレッチ性に富んだネオプレーン素材のため、無理なく引き伸ばすことが可能です。
足の形状に沿ってフィットしているのが分かります。
膝上のメッシュスキンのおかげで、遡行中の屈伸運動をしても全然ずり落ちる気配がありませんでした。
膝回りが過度に保護されたゲーターでは機動性が損なわれますが、「Mobility」はストレスなく遡行できます。
各部位ごとに素材を選定している強みですね。
退渓時に、念のため一度上に引き伸ばした程度なので、車までの往復で1回しか触っていないことになります。
嫌というほど位置を調整していた頃が嘘の様でした。
軽量でほとんど重さを感じない
私が使用しているのはMサイズですが、重量は196gと軽量の部類になっています。
厚みを帯びているのが膝や脛部分のタフジャージ(3㎜厚)くらいなので、素材の取捨選択をしている結果ともいえます。
標高差のある山岳渓流では、足にかかる負荷は里川の比ではありません。
疲労が蓄積すると最悪の場合、行動不能に陥るリスクがあります。
時に10~20㎏のザックを背負い遡行しなければいけない山釣り師にとって、軽量という要素は無視することができません。
ゲーターに意識を向けること自体、釣りや遡行の最中には不要です。
あるのかないのか、しているのかしていないのか分からない位の軽量さを兼ね揃えた「Mobility」は山釣り師に最適と言えます。
ゲーターの管理に多くの時間を取られてしまっている方にはオススメです。
ゲーター、ソックス、グラベルガードが一体となっている
道具管理が煩雑な方にとっては、ゲーター、ソックス、グラベルガードが一体になっていることで余計な手間を省くことができます。
どれか一つでも忘れてきて、後悔したことのある方は多いと思います。
この一体型は、釣り場に向かう際も荷物がかさばることがないので、管理の面でユーザビリティ重視と言えます。
グラベルガードが沢靴を広範囲で覆ってくれるので、細かな砂などが入り込むことはありません。
足裏に異物が混入すると、怪我の元にも繋がるのでリスクマネジメントの面でも最適です。
沢靴の種類によっては、上向きのフックに引っかけることでズレを防止することができます。
一体型ということは、ゲーター内に異物が侵入する経路が膝上からしかないということです。
ヒルやヘビといった厄介な生物からの被害を防止することができるので、足元を過度に注視する必要もなくなります。
地域によっては、ヒルの量は尋常ではありません。分離型にはない利点ですね。
デメリット
ストレッチ素材で極力足回りの動きを邪魔しないというのは、つまり厚みが薄いということです。
今のところ擦りつけたり、膝をついたりしても容易に傷がつくといったことはありませんが、耐久性に関しては今後も注視していく必要があります。
あまりにも薄い素材だと、足回りが心配だという方にはオススメできません。
値段ですが、送料込みで19,360円なので約2万円ということになります。
ゲーター、ソックス、グラベルガードが一体となっているので3つ分の値段と考えればそれ程法外な物とも思いませんが、消耗品に2万円も出すのは嫌だという方にはオススメできるものではありません。
何に重きを置くかは人それぞれの価値観があるので強制はしませんが、最低限安全に遡行するための道具は揃えることをオススメします。
まとめ
今回は、山波商店 ウェットゲーター「Mobility」を紹介していきました。
ここでおさらいです。
・足回りにフィットし、何度も直す必要がない
・軽量でほとんど重さを感じない
・ゲーター、ソックス、グラベルガードが一体となっている
ゲーターの位置を何度も調整するのがストレス&アップダウンが激しい山岳渓流への釣行が多い方にオススメです。
この機会に、足回りの装備を再確認してみてくださいね。
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