こんにちは、モモです。(@sanshibu)
今回は、ミステリーランチ フルムーン(FULL MOON)を紹介していこうと思います。
「ヒップサックなんてそもそも必要?」
「山岳渓流で使い勝手のいいヒップサックを知りたい!」
「気にはなっているけど、実際の所どうなのかな?」
と悩まれている釣り人の方も、いらっしゃるのではないでしょうか?
山岳渓流が多い長野県で、年間最大100回以上の釣行をしている筆者が本音で解説!
結論から言うと…
・軽量&コンパクトな携帯性、動作の邪魔にならない
・米国軍が誇る圧倒的な堅牢性
・渓谷でも使用可能な耐水性
手足動作の制限を無くしたい&堅牢性と耐水性を両立したコンパクトサックが欲しい方にオススメです。
悩める釣り人の味方、それがミステリーランチ フルムーン(FULL MOON)です。
さっそく詳しくお話していこうと思います。
ミステリーランチ フルムーン(FULL MOON)を使ってみようと思った理由
普段の日帰り釣行の際は、同様のミステリーランチ製品を使用しており、山岳渓流での使用性と堅牢性は証明済みです。
本来であれば、いつものように使用すればよかっただけの話なのですが……。
山岳遭難、救急入院、全身裂傷の際に、ザックを含めた全てを失ってしまいました。
そのため、別のザックが急遽必要になったということです。
元々ミステリーランチフルムーンは、職場や外部へ移動する際に多用する目的で購入したものになります。
ほぼ毎日使用する状況であるので、雨・風・雷・灼熱環境下でも使用可能であることは自分の身で実証済みでした。
ん?堅牢性と耐水性があるということは、山岳渓流にそのまま持っていけるのでは?
同様の製品を使っていた山賊仲間の状態を見てみると、傷やほつれもなく綺麗な状態を維持しています。
なんとしても源流ゴルジュへ突撃しなけばならない状況下で、信頼性の低いギアを使うのは理に反しています。
自分が長年親しんだミステリーランチ製品かつ、実用性が証明済みのフルムーンを山と渓谷に持ち込むことを決心しました。
実体験
導入以降は、山岳渓流へ突撃する上での重要アイテムとなっています。
感じたメリットとデメリットを踏まえ、解説していきたいと思います。
まずは、基本スペックを簡単に紹介します。
基本スペック
重量 | 400g |
容量 | 6.3L |
サイズ | 18x33x19(cm) |
素材 | 330D Robic ナイロン |
330D Robic ナイロン使用ですが、完全防水を公式上豪語できない制約となっているので「高い耐水性」があるという見解となっています。
同様のミステリーランチ製品やフルムーンにおいても、長時間水をかけ続けても浸水被害がないことは自分自身の繰り返し使用で実証済みなので心配はありません。
ユーザビリティ重視の引っかけやすい紐を始め、フロアが複数付属のため用途別にカスタマイズすることが可能となっています。
山釣り師の味方が、ミステリーランチということです。
メリット
要点を以下にまとめました。
・軽量&コンパクトな携帯性、動作の邪魔にならない
・米国軍が誇る圧倒的な堅牢性
・渓谷でも使用可能な耐水性
1つずつ触れていきます。
軽量&コンパクトな携帯性、動作の邪魔にならない
背部や前胸部、好みの位置へ斜めに取り付けることができるのが利点となっています。
そのため、自分自身の体から大幅にはみ出て障害物に当たるといった事態が起こりません。
どんなザックにも生じうる難点が、まず心配ないということです。
岩場のクライミングや高巻きを始め、ザックの大きさが命取りになる場面は少なくありません。
ミステリーランチ2DAY ASSAULTですら、空身で突破後にロープで回収した場面もありますがフルムーンに関して必要はないということです。
重量はたったの400gなので、ペットボトル以下となっています。
体のサイズにピッタリと紐をアジャストさせていくことが可能なため、体重が400g増えただけのような感覚となります。
普段から日帰り釣行でも10kgの重量を課し、肉体強化に努めていた山釣り師としてはご褒美タイムです。
冗談ではなく、身一つで山渓を動き回ったに等しいということです。
米国軍が誇る圧倒的な堅牢性
整備された街中を歩くということは、基本的に装備やギアが傷つく心配をする必要がないということです。
しかし、山釣り師にとってのフィールドは深い山岳渓流や厳しい自然環境下であるので、あらゆる外部刺激が装備品を襲います。
米国軍に特化したミステリーランチ製品は、傷や摩耗といった「道具」への着眼点を無視していいです。
体一つ分程度の隙間を潜り抜けるような状況は珍しくありません。
さらに藪や樹林帯突破をすれば、鋭利な突起物がフルムーンを刺激しますが、穴が開いたり傷がつくといったことは生じていません。
ミステリーランチを信頼しているので、粗雑な扱いをしていますがトラブルは起こりません。
米国軍人が実践する、あらゆる環境下での酷使と類似したことを常日頃からしているということです。
因みに、X-Pacで有名なULザック等を使用した際は行動開始直後に破損しましたが、ミステリーランチでは何年使い続けても「体に馴染む」のみというのが事実です。
渓谷でも使用可能な耐水性
温暖湿潤気候の日本生まれ日本育ちのため、フルムーンを始め街中での生活だけでも豪雨の刺激は多く受けています。
👤「おっ、山岳渓流でのミステリーランチ感覚で雨の刺激を長時間受けてしまったな!びしょ濡れ確定だな!」
開いてみたら、濡れていない乾いたギアが出てきてくれました……。
そのため、ゴルジュ帯遡行に関しても何も心配せず(むしろ付けているのを忘れ)実施したのが事実です。
下山後にフルムーンを見てみると、何かしらの水滴がついたような跡は確認できましたがそれだけになります。
中を確認しましたが、ティッシュすら濡れていませんでした。
基本的には、330D Robic ナイロン生地を使用しているため「完全防水」を豪語することはできないです。
度重なる豪雨や山岳渓流の厳しい自然環境下での使用でも、中身のギアがびしょ濡れ被害にあわなかったという事実だけを理解してください。
能力値の把握は重要ですが、実際のパフォーマンスを無視してはいけません。
デメリット
容量が6.3Lのため、ミニマリストの様な古き日本精神を強く山行に反映している人物は大丈夫ですが、マキシマリストの様に普段から30~40kg背負っている様な方には不要な製品です。
フルムーンではなく、高額の80L登山用ザックを買ってニヤニヤしましょう。
私が数日に及ぶ源流泊の際に使用するギアを詰め込むこと自体は、6.3Lでは不可能です。
山小屋泊では可能ですが……。
お好きな方はどうぞ。
パックロッドを導入することで普段山行使いは可能ですが、ギアの取捨選択を要するので慣れた方or近場で釣りを済ませる方からスタートした方が、リスクマネジメント上よいと思われます。
まとめ
今回は、ミステリーランチ フルムーン(FULL MOON)を紹介していきました。
ここでおさらいです。
・軽量&コンパクトな携帯性、動作の邪魔にならない
・米国軍が誇る圧倒的な堅牢性
・渓谷でも使用可能な耐水性
手足動作の制限を無くしたい&堅牢性と耐水性を両立したコンパクトサックが欲しい方にオススメです。
源流部での使用を検討している方は、まず慣れた場所で使ってみることから実践してくださいね。
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