こんにちは、モモです。(@sanshibu)
今回は大井川水系へ2泊3日の源流泊をしてきました。
本釣行は、2024年7月12~14日の内容をまとめたものとなっています。
新たなフィールドの開拓です。
1日目
木曽川水系や天竜川水系であれば日帰り釣行が可能ですが、大井川水系となると日程的にも泊でないと厳しいなと感じていました。
世間の3連休とずらして調節することができたので、満を持してヤマトイワナ開拓をしていきます。
目的の沢へのアプローチまでには登山要素が強く、急勾配地帯が続くことが地図上確認できたのでザックの軽量化は必須でした。
おかげで筋肉痛なく源流泊を終えることができました。
南アルプス周辺には『ヒル』が生息している地帯もあり、降雨が続いていた1日目は活性が高まっていたため、一度に5~6匹程度上がってくることも珍しくありません。
ディート剤が入っているスプレーで撃退可能ですが、人体へも影響のある有害物質であるため乱用はお勧めできません。
体へ多く吹きかける可能性のある場合は、ディート不使用の物が必要です。
1日目は1時間に15~20ml程度の降雨予想されており、幕営地の設定を間違えると増水による被害は避けられません。
約10時間ほど雨に打たれながらも、ようやくタープを張ることになります。
夜間まで風と雨が続く悪天候の中でしたが、下にテントを設営して濡れることなく快適に過ごすことができました。
特にシングルウォールテントであれば、タープの力は絶大です。
冷え切った体に鞭を打ちながら、幕営地から沢の上流部へ入渓します。
雨により陸生昆虫が漂流物として豊富にあるのか、イワナのライズパーティーを確認できました。
お目当てのヤマトイワナ、標高が2000mを余裕で越えているのに驚きです。
青い模様が特徴的な個体ですね。
傷ついた魚体と鰭から、厳しい自然環境下であることが予想されます。
ようやく出会えたヤマトイワナに緊張の糸が途切れ、眠気が押し寄せてきます。
1日目は幕営地にてアルコールを飲んだ後、19時台で眠ってしまいました。
2日目
1日目の天気が嘘のような晴れ間が訪れます。
特に標高の高い地帯では天気の変動が顕著であるため、運よく恵まれた天候の内に入渓していくことにします。
道中クマに遭遇、こちらをじっと見つめた後に山の中へ走り去っていきましたが、落ち着いて見ていることができたのはクマスプレーを携帯していたからです。
クマと遭遇した際は、冷静沈着な対応が必須。
むやみやらたに刺激を与える行為は避けましょう。
猟期の間も常に携帯しています。
入渓
別の支流から下降しアプローチをしていきます。
1日目はフライだったので、2日目はルアーで探ってみることにしました。
南アルプスに特徴的な赤石が散見されます。
前日の降雨の影響が少ないのは、標高が高いためでしょうか。
普段見ているヤマトイワナとは明らかに異なる風貌なのが分かります。
黄金色に輝く魚体が美しいですね。
南アルプスらしいマーブル模様もしっかりありますね。
沢の勾配も激しいため切り立ったゴルジュ区間が多く、高巻きを強いられます。
何度かロッドを片付け、地図上等高線が緩やかな区間を狙って突破を試みました。
オレンジベリーが特徴的な個体です。
上流部程色合いが濃くなっていきます。
岩の間から出てきてくれた個体、顔全体が黒っぽくなっています。
鰭にも朱点があるのは中々見ないので、ラッキーです。
淵から飛び出してきた大型の個体です。
時間が経過しても魚体の黒さは持続、雄らしい口が特徴的でした。
細かい朱点が散りばめられているのがよくわかります。
お目当てのヤマトイワナを満喫、天気も曇り空となってきたので15時位には幕営地へ撤収することにしました。
普段摂取しないアルコールは、山で飲むからこそ美味しく感じます。
前日に続き、20時頃にはシュラフの中に潜り込んでしまいました。
3日目
日釣り券を購入したのは2日分なので、この日は下山に徹します。
悪天候の山越え源流泊となりましたが、怪我や大きなトラブルもなく終えることができたのはリスクマネジメントを重視している面が大きいです。
自身の力量に応じた設定が必要不可欠です。
他者に迷惑をかけることのないようにしましょう。
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