こんにちは、モモです。(@sanshibu)
今回は、パーゴワークス スナップ HB205を実際に使ってみたレビューをしていきたいと思います。
「サコッシュだと動くのに邪魔でうっとうしい!」
「山岳渓流で使い勝手のいいスナップを知りたい!」
「気にはなっているけど、実際の所どうなのかな?」
と悩まれている釣り人の方も、いらっしゃるのではないでしょうか?
山岳渓流が多い長野県で、年間最大100回以上の釣行をしている筆者が本音で解説!
結論から言うと…
・必要な荷物だけを収納できるコンパクトさ
・独自のブレーキ機能による全開放の防止
・スピーディなフックの動き
・アクティブな動きに対応した構造
スピーディで程よいブレーキがかかるチャック&アクティブな動きにも対応したスナップとなっています。
悩める釣り人の味方、それがパーゴワークス スナップ HB205です。
さっそく詳しくお話していこうと思います。
パーゴワークス スナップ HB205を使ってみようと思った理由
私の主なフィールドが山岳渓流なので、必然的にアクティブ&体の動きが制限された中での動きが多いです。
腰回りに身に着けたりするポーチだと、岩や枝などに引っ掛かりやすかったりしますし、少し体を動かすとブラブラとする肩掛けのサコッシュは安定しないので気が散ります。
そのため、ショルダーハーネスに取り付けるタイプのミニポーチを選択しています。
以前はミレーのポーチを使っていました。
比較的安価でショルダーハーネスとのマッチは良かったのですが、取り出しのしにくさとチャックの動きがぎこちなく、もっといいポーチはないものかと探していました。
そんな話を、地元のアウトドアショップでしている時に紹介されたのがパーゴワークス スナップ HB205でした。
手に取ってみて、ショルダーハーネスに取り付けても腕の動きを邪魔しないコンパクトさ、チャックの開閉のしやすさに感動し購入したということです。
実体験
購入してからは、使用しているミステリーランチのザックにずっとつけている状態です。山岳渓流で感じたメリットとデメリットを踏まえ、解説していきたいと思います。
まずは、基本スペックを簡単に紹介します。
基本スペック
サイズ | 80×195×45mm |
重量 | 85g |
容量 | 0.5リットル |
カラー | ブラック、モスグリーン、ダークベージュ、アーバングレー |
手に取った感じはペットボトルサイズでおさまりがいい印象。
素材がナイロン&テフロンなので、かさばる感じもなく触った感じは気になるところはありません。
メリット
要点を以下にまとめました。
・必要な荷物だけを収納できるコンパクトさ
・独自のブレーキ機能による全開放の防止
・スピーディなフックの動き
・アクティブな動きに対応した構造
1つずつ触れていきます。
コンパクトな収納
ポーチがあれば、ぎゅうぎゅうに詰め込む方も多いのではないでしょうか?
実際のところ、渓の遡行中に使う物品は限られるので、大容量のポーチであったり沢山のギアを詰め込む必要はありません。
私が入れているのは、スマートフォン・携帯食料・交換用フライが主です。
というよりは、上記以外を出す頻度が極端に少ないので結果的にそうなりました。
後は、地形図を入れたりするぐらいです。
内側にメッシュポケットがついているので、かさばることがなく物品をわけて収納することが可能です。
実際の渓では、ロッドやポールなど持っているので片手で取り出すことが多いです。
中で区分けされていると、いちいち手で探すことをしなくて済むので便利ですしストレスがありません。
独自のストッパー機能
一番気に入っていて、購入する決め手となったといっても過言ではないのがこれです。
まず、チャックが片方の側面にしかついていないので開けすぎることがありません。
そもそもが反対側から取り出すことはないので必要ないのですが、ほとんどのミニポーチは両側面までチャックがあるので収納物が落ちることがあります。
この側面だけが開くことで余計なリスクが軽減されているのです。
パーゴワークス スナップ HB205に変えてからは、物を落とすことがありせん。
そして、独自のストッパー機能。
仮に勢い余って開こうとしても、このストッパーのおかげで下までフックがいかないので、収納物落下の防止になります。
いちいち物が落ちないか心配する必要がないので、ストレスがありません。
独自のアルミフック
通常ポーチのフックは柔らかい紐みたいなものが多いのですが、パーゴワークス スナップ HB205のフックは独自のアルミフックを使っています。
チャックが両側面かつ紐のフックだと、引っ張るときの力の方向が定まらないのでぎこちない動きとなり、なかなか開くことができません。
パーゴワークス スナップ HB205のフックは、写真のような形になっているので、簡単にゆびを引っかけて開閉することができます。
山岳渓流では、必ずしも両手を使える場面があるということはありません。
片手での操作が度々求められるため、この機能は最適ということができます。
ショルダー幅にマッチしたフォルム
ショルダーハーネスに取り付けるポーチというと、大体は幅を無視した大きさのため、腕の動きを阻害します。
ハイキングだったり、タウンユースであれば問題ないのですが、アクティブな動きを要求される山岳渓流では致命的な欠点となります。
写真の通り、ショルダー幅にあったスリムなフォルムなため、腕の動きの邪魔になることがありません。
源流釣りを楽しまれている方はご存じと思いますが、体の動きを制限されるというのは大変危険で死に繋がりかねません。
笹薮をかきわけ、岩を登り、両手を大きく動かすフィールドでは最適なスナップとなっているということです。
左利きの方に対応した商品も出ていますので、こちらをどうぞ
デメリット
ここからはデメリットにも触れます。
まずは、防水性からです。
撥水性と耐水性から評価されますが、素材がナイロン&テフロンのため多少はあります。
しかし、このスナップのコンセプトが『容易に着脱できる』という点なので、防水性にこだわって作っているわけではないということを理解しないといけません。
沢で使っている分には、多少濡れても中まで浸水することはありませんが、どっぷり水の中につかろうものなら収納物がびしょびしょになることは間違いないでしょう。
ゴルジュ帯を泳いで抜けることを想定している方にとっては、オススメできるものではありません。
そういった方は、X-Pac素材を使ったポーチを導入するか、ザックに防水の収納袋を入れることをオススメします。
つぎに、沢山詰め込みたい方にとっては、0.5Lの容量では少ない点です。
実際に使うものを選べば、そんなに容量は要らないのですが、もしも場合に備えて色々と収納しておきたいと考えるのも事実。
そういった方は、同社から出ているスイッチをオススメします。
1Lの容量になっているので遡行中に必要なものは、大体詰め込むことが可能なので是非どうぞ。
まとめ
今回は、パーゴワークス スナップ HB205を実際に使ってみたレビューをしていきました。
ここでおさらいです。
・必要な荷物だけを収納できるコンパクトさ
・独自のブレーキ機能による全開放の防止
・スピーディなフックの動き
・アクティブな動きに対応した構造
山岳渓流で、ショルダーハーネスに取り付けるポーチには必要最小限の荷物を入れるだけでいいという方&アクティブでスピーディな動きの邪魔になるポーチは使いたくないという方にはオススメできます。
逆に防水面がほしかったり、もっと多くの物を収納したい方にとってはオススメできるものではありません。
山岳渓流をフィールドにされている方は、パーゴワークス スナップ HB205でストレスから解放された釣りを実現してみてください。
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