こんにちは、モモです。(@sanshibu)
今回は、キースト ギガドライのレビューをしていきたいと思います。
「フロータントなんてそもそも必要?」
「山岳渓流で使い勝手のいいフロータントを知りたい!」
「気にはなっているけど、実際の所どうなのかな?」
と悩まれている釣り人の方も、いらっしゃるのではないでしょうか?
山岳渓流が多い長野県で、年間最大100回以上の釣行をしている筆者が本音で解説!
結論から言うと…
・流心や白泡でも問題のない浮力が可能
・コーティングパッドと組み合わせることで持続時間が更に延長
・動作は簡単、フライポストにワンポイント加えるのみ
あらゆるポイントへドライフライをプレゼンテーションしたい&持続時間の長いフロータントを使いたい方にオススメです。
悩める釣り人の味方、それがキースト ギガドライです。

さっそく詳しくお話していこうと思います。
ギガドライを使ってみようと思った理由
私は、元々フライにはスプレータイプのフロータントを使っていました。
スプレータイプは楽なんですよね、シュシュッとフライに吹きかけるだけで簡単にできちゃうんですよ。
でも一匹魚を釣ってしまうと、途端に浮力が失われてしまいます。

その度に、フライの水分を吸収する撥水パウダーみたいなものにフライを入れて乾燥させなきゃだめなんですよね。
そんなことを繰り返している内に、スプレーを吹きかけてもフライの浮力が維持できる時間が短くなっていきます。
撥水パウダーはフライの表面の水分だけ吸収しているので当然の結果なのですが……。

当時の私は全然気づかずに、「もっといいフロータントないかなぁ~」と思いながらシュシュッと吹きかけていました。
ある時ベテランのフライマンと一緒に釣りをする機会がありました。
私が何回も何回もフライにスプレーを吹きかけている間に、その方はフライにフロータント吹きかける様子が全然ないんですよね。

それなのに、フライの浮力が全然失われていない…だと……。
いったいどんな魔法を使っているのかと思い尋ねてみると……。
ジェルタイプのフロータントを使っているとのことでした。
はい、それが今回のギガドライというわけですね!
実体験
導入以降は、日帰り釣行や源流泊での必須アイテムとなっています。
感じたメリットとデメリットを踏まえ、解説していきたいと思います。

まずは、基本スペックを簡単に紹介します。
基本スペック

キースト | ギガドライ |
使用方法 | フライ、ライン、リーダー、ティペットに染み込ませるのみ |
フライライン、リーダー、ティペットに対して有効的な浮力と持続力を発揮します。
釣り開始前にラインに塗布することで、水没せずドラグが掛かりにくく、水に何度沈めてもパカっと浮き上がります。
高い持続性を誇るため、特に時間のないイブニングライズには最適な製品となっています。
メリット
要点を以下にまとめました。
・流心や白泡でも問題のない浮力が可能
・コーティングパッドと組み合わせることで持続時間が更に延長
・動作は簡単、フライポストにワンポイント加えるのみ

1つずつ触れていきます。
流心や白泡でも問題のない浮力が可能
勿論、直接つけても問題なく使用できましたよ。
さっそく、フライのポスト部分を中心にしっかりフロータントをつけてキャストしました。
流心や白泡にフライを叩き込んでも、しっかり浮くので驚きました。

魚を釣った後に、そのまま使用しても浮力が失われることがないというのは初めての経験だったので……。
スプレーと撥水パウダーを何回も使っていた工程が、たった1~2回塗りこむぐらいで済んでしまうというのはフライマンにとっては魅力的ですね。
動作は簡単、フライポストにワンポイント加えるのみ
ドライフライにしてほしい仕事としては、何があるでしょうか?

しっかり浮いてアピールしてくれ!という一点につきますよね。
ギガドライの使用時は、ドライフライのポスト部分にしっかりとコーティングする作業が大事です。
そのポイントを忘れずに実施することで、浮力が持続し釣果が安定することになります。
浮力を持たないドライフライは「ドライフライ」にはなり得ませんので、細心の注意を払って作業することにしましょう。
コーティングパッドと組み合わせることで持続時間が更に延長
ジェルタイプのフロータントは初めて使ったのですが、直接フライにジェルを塗り付ける方法とコーティングパッド等に予めフロータントを染み込ませて使う方法がありました。
私はコーティングパッドに予め染み込ませておく方が楽だったので多用しました。

後者の方が楽ということです。
因みに私が使っているコーティングパッドは下の製品になります。
コーティングパッドにフロータントをしっかり染み込ませることで、いつでも付加できるようにしておくことが重要です。
さっそく、フライのポスト部分を中心にしっかりフロータントをつけてキャストしました。
流心や白泡にフライを叩き込んでも、しっかり浮くので驚きました。

魚を釣った後に、そのまま使用しても浮力が失われることがないというのは初めての経験だったので……。
スプレーと撥水パウダーを何回も使っていた工程が、たった1~2回塗りこむぐらいで済んでしまうというのはフライマンにとっては魅力的ですね。
デメリット
ここまではメリットのお話、当然デメリットもあります。
まず、スプレータイプは片手でシュシュッとお手軽に使用できたのに対して、ジェルタイプだと蓋を外して塗るという作業があるんですよね。

今まで片手でできていたのに、両手を使わないといけないのは面倒だと思いました。
あとジェルタイプなので、手につくとずっとベタベタします。
そのまま釣り具など触ってしまえば、共にベタベタになってしまうので、そういう感触が嫌いな方は気になるかもしれません。
最後に気を付けてほしいことがあります。
針には絶対にフロータントをつけないでくださいね。

針まで浮いてしまったら、釣りになりませんので!
まとめ
今回は、キースト ギガドライのレビューをしていきました。

ここでおさらいです。
・流心や白泡でも問題のない浮力が可能
・コーティングパッドと組み合わせることで持続時間が更に延長
・動作は簡単、フライポストにワンポイント加えるのみ
あらゆるポイントへドライフライをプレゼンテーションしたい&持続時間の長いフロータントを使いたい方にオススメです。
メリット・デメリットとありましたが、私はスプレータイプはやめてギガドライを使い続けています。

だって、圧倒的にフライが浮くんですもの。
デメリットに挙げた両手が塞がるという問題も、予めコーティングパッドにフロータントを染み込ませて使うことで解決しました。

今では片手でスムーズに塗り付けることができます。
私と同じように「どこかにいいフロータントないかなぁ~」と思っているフライマンの方、是非試してみてくださいね!

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