こんにちは、モモです。(@sanshibu)
今回は、ソーヤーミニを紹介していきたいと思います。
「浄水器なんてそもそも必要?」
「山岳渓流で使い勝手のいい浄水器を知りたい!」
「気にはなっているけど、実際の所どうなのかな?」
と悩まれている釣り人の方も多いのではないでしょうか?
山岳渓流が多い長野県で、年間最大100回以上の釣行をしている筆者が本音で解説!
結論から言うと…
・軽量&コンパクトに持ち運び可能
・簡単な操作で、安全な水が確保できる
・付属のギアが充実、安価な価格設定
軽量で持ち運びが簡単&登山や渓流釣りの備えとして使える浄水器が欲しい方にオススメです。
渓流釣りでの水問題は解決したかな?と感じる位に浄水できます。
こんなことなら早く買っておけばよかったと後悔です。
悩める釣り人の味方、それがソーヤーミニです。
さっそく詳しくお話していこうと思います。
ソーヤーミニを使ってみようと思った理由
今まで渓流釣りに水を持っていく時は、500ml位の水筒などに入れていました。
まだ渓流釣り解禁間もない2~4月位の春先だったら、充分な量で余るときもあった位です。
問題が起きたのは、夏頃の話です。
いつものように水筒を持参したのですが、予想以上に汗をかいてしまってカツカツの水分の中でなんとかやりくりしなければならない状態に陥りました。
皆さんご存じの通り、沢沿いを歩いている時は夏場でも涼しいことが多いのですが、一度離れれば話が変わってきます。
炎天下の中、林道を歩く行程も長かったため余計に水を消費してしまったのです。
たまたま一緒にいた同行者に少し分けて頂いて、乗り切ることができたのですが危険な状況には変わりありません。
「沢の水を飲めばよかったんじゃないのか?」と思われる方もいたのではないでしょうか。
沢の水にはピロリ菌の様な微細な生物が潜んでいるのを始め、上流には動物の死骸が浮いていたりします。
決して目に映っているような綺麗な水とも限らないのです。
その時の釣行の反省を踏まえて、浄水器を予備で持ち歩くようにしようと思ったわけです。
浄水器は高価で持ち運びが面倒くさそうだと思ったのですが、今回の記事で紹介するソーヤーミニはそんな悩みも見事解決してくれる浄水器だったのです。
実体験
導入以降は日帰り釣行や登山を始め、源流泊での必須アイテムとなっています。
感じたメリットとデメリットを踏まえ、解説していきたいと思います。
まずは、基本スペックを簡単に紹介します。
基本スペック
重量 | 41g |
全長 | 13.5cm |
付属品 | 注射器、0.5Lパウチ、ストロー |
携帯型浄水器としては最軽量の部類に入る41gのため、ザックのちょとした隙間にも忍ばせることが可能です。
水生微生物・病原体に対する除菌率も99.99999%と高い水準のため、安心して飲むことができます。
購入時のセットで全て完結できるようになっているので、浄水器初心者にも扱いやすいのが特徴です。
浄水可能量は驚異の38万リットルであり、フィルター交換不要で半永久的に使用できます。
メリット
要点を以下にまとめました。
・軽量&コンパクトに持ち運び可能
・簡単な操作で、安全な水が確保できる
・付属のギアが充実、安価な価格設定
1つずつ触れていきます。
軽量&コンパクトに持ち運び可能
何といっても最大の特徴は、手の平に収まるくらい小さく軽量だという点ですね。
山岳渓流では、自分の体力に合わせて持っていく荷物を厳選しなければいけません。
41gという重量は、多くのギアを取捨選択しなければいけない山釣り師にとって大きなアドバンテージになります。
邪魔にはならない携帯性というのは有難いことです。
大型の浄水器なら、手軽に持ち運ぶこともできません。
私はザックの上部にあるスペースに忍ばせていますが、コンパクトなのでストレスなく収納することができています。
簡単な操作で、安全な水が確保できる
ソーヤーミニの基本的な使い方は、本体を取り付けて、水を入れた付属のパウチに力を入れるだけです。
難しいことは考える必要はなく、浄水器初心者でも容易に水を確保することができます。
激しい遡行を強いられる山岳渓流では周囲の環境へ意識を最大限向ける必要があり、疎かになることは行動不能に陥るリスクがあるため軽視できません。
持参するギアの扱いが面倒だと頭のリソースを割く原因になるため、シンプルな仕組みはそれだけで意味があります。
極限状態に陥った人間が、持参したギアを正しく使用できないで亡くなるというのは珍しい話ではありません。
多量の汗をかく暑い炎天下でも水のことを気にしないで自由飲水できる状況は、その分釣りに専念できるので大幅なアドバンテージになるということです。
付属のギアが充実、安価な価格設定
ソーヤーミニには専用のパウチが付属しているので、基本的に別途購入する必要がありません。
水筒がなくても沢の水をそのままパウチに入れて使用することができます。
ストローは沢から直接水を飲む場合のみ、注射器はメンテナンス時に必要なだけなので、基本的には本体とパウチだけ持参すれば充分です。
登山時の縦走や数日に及ぶ源流泊の場合は、持っていけば確実です。
金銭面では、浄水器を買ったことのない人でも手の出しやすい安価な設定なのもポイントです。
購入後に自分の想像とかけ離れていた時、高い買い物だとショックも大きいですからね。
専用のパウチが破損した場合は、プラティパスに装着可能なので代用できます。
デメリット
道具なので当たり前ですが、使用後にメンテナンスが必要です。
1回の浄水毎の洗浄は不要ですが、山行や釣りの終わった後はメンテナンスをしないと浄水効率が落ちてしまいます。
水道水での洗浄はメーカーから推奨されていないため、付属の注射器にソーヤーミニで作った浄水を入れて、吐水口の先端に付けて注入するという作業が必要です。
毎回メンテナンスをするのは面倒くさいと思う方にはオススメできません。
慣れれば苦になりません。
ボトル型の浄水器に比べて一度に浄水できる量が少なくて時間がかかります。
ソーヤーミニでも付属のパウチを使用すれば一度に500mlは浄水可能で、それ以上の水が欲しい場合は回数を分けて浄水すればいいのですが……。
一度に手早く沢山の水がほしいという方は、ソーヤーミニの浄水作業が面倒に感じるかもしれません。
そういった方には、圧倒的な速さで浄水が可能なグレイルがオススメになります。
詳細なレビュー記事もあるので、合わせてご覧ください。
まとめ
今回は、ソーヤーミニを紹介していきました。
ここでおさらいです。
・軽量&コンパクトに持ち運び可能
・簡単な操作で、安全な水が確保できる
・付属のギアが充実、安価な価格設定
軽量で持ち運びが簡単&登山や渓流釣りの備えとして使える浄水器が欲しい方にオススメです。
ソーヤーミニは渓流釣りにおける水問題を解決してくれる画期的な浄水器には違いありませんが、デメリット部分に面倒くささを感じてしまう方もいるでしょう。
そんな方は、『緊急時の備え』として渓流釣りに忍ばせておくのがいいと思います。
荷物の量が限られる渓流釣りでは、水問題は切り離せません。
自分行くフィールドを考慮し、浄水器を導入することを推奨します。
コメント