こんにちは、モモです。(@ayumi.mitsuishi)
今回は大井川水系へ2泊3日の源流泊をしてきました。

本釣行は、2026年5月18~20日の内容をまとめたものとなっています。
1日目
前日は長野県内の漁協管轄区域にてヤマトイワナ開拓を、山釣り仲間と決行。
そのまま解散後は1人、南アルプス深南部区間の開拓を進めるため、登山口へ車を走らせた。
実質3泊4日のようなものだが、どうしても梅雨入り前にある程度の開拓を終了させておきたかったので疑念の余地はない。
車中泊の際に、体調不良か夢か定かでないが、発熱に類似した熱感とシバリングが止まらず、翌朝帰ろうかどうか迷ったが、4時頃に目を覚ましたら問題なく動けそうだったため安堵した。

夢であったと信じたい内容ではある。

既に周囲がうっすらと明るくなり始めるような時期になっているため、地形図を頼りに破線路を歩き始める。
基本的には行動中には空腹状態に陥らないように、常に何かを摂取するようには心がけているが、1時間行動し5分程度休むという間隔を強制することで、致命的な事態の回避に努めている。
矛盾も甚だしいが、幕営地での焚火&酒を楽しみにするためには、ザックの重量が無視できない程度には膨れ上がる。

連なった山域でのアプローチとなるため、アップダウンも多く牛歩となりがちではあるが、何も気にせず自由気ままに調整できるのは単独行の強みでもある。

既に昼過ぎとはなったが、10時間程度で目的の沢へ到着。
正直な話、「別の登山口からの方が容易だったのでは?」と頭をよぎったが、結局は同じルートや沢には行きたくないという性分なので、どの道この選択しか残されていなかったように感じた。

天候は良好であり、設営と薪集めを完了させたら、お待ちかねの釣査の時間だ。


目の前へさっそくルアーを流してみると、いきなりヤマトイワナ達の姿を確認することができた。
全く逃げる様子もなかったので、近くまで忍び寄り、何もせず凝視していた時間は、余計な些末事に囚われず心身ともに充足感に満ちるのでありがたい。




しかし問題は、峡谷の中では日照時間が限られるため、個人的に重要な点である撮影タイムに必要な光量が足りない。
その場合、ある程度の生体反応が確認できると、足早に幕営地へ戻ってしまう嫌いがあるが、自分しかいないので全ては好きなようにスケジュール調整が可能となる。

単独行の特権である。

薪は潤沢に確保できたので、ゆったり宴会を始めることにした。
缶でのアルコール持参は、どうしても重くなりがちではあるが、地元のクラフトビールと焚火の組み合わせは個人的に外せない。

何より一日の行動を始め、焚火の揺らぎや星空を見つめながら物思いにふけるのは最高の余暇時間である。

明日は、どんな渓魚達が迎えてくれるだろうか思いを馳せながら、シュラフに入った。
2日目
狙った通りの快晴で、思わず笑みを浮かべずにはいられない状況だった。
南アルプス深南部では地形図上載っていないような沢に加え、湧き水や雪解け水だらけであり開拓場所に暇がない。

早速幕営地より上流域に狙いを定め「釣査」開始。

植生や岩質により、荒れた地帯が時折垣間見えるのに加え、高低差が激しい区間が特徴的なのは山岳渓流では当たり前だが、南アルプス深南部では特に顕著に思えた。

それでもヤマトイワナ達の姿は容易に確認可能であり、基本的には大型のサイズが目立っていた。

無論、アマゴもいたのだがどうしてもヤマトイワナ達へのウェイトが大きくなってしまうので、スマートフォンのカメラでサッと撮る程度になってしまう。
アクリルケースにベストサイズであったことから、入れて撮影すればよかったなと毎度後出し後悔をするところまで一貫している。

アマゴに特化した山釣り仲間がいたらよいのだが……。

1つ目の沢では、早いうちに滝と遭遇することになり、その手前からは出現を予期させ得るだけのお馴染みの渓相となっていた。
そしてお約束の展開ではあるが、渓魚の姿も見なくなる。

ここで、滝下に生体反応を発見しようものなら、その上の釣査もとなるので、一安心したのは自明の理である。

2つ目の沢へ向かうと、規模の縮小や荒廃区間が連続しているせいか、時折走るイワナを目視する程度で、明らかに違いが感じられた。
更なる細流同士の出会いの直前までには、そもそも走るイワナすら見なくなったので、ここが限界だろうと決断を下した。

本筋の様な区間が潤沢という典型的なパターン。

そうなると後は幕営地よりも下流域となるのだが、どうせなら複数の釣法を試したいので、フライで釣り下りをした後は、ルアーで釣り上がることに。
フライの楽しみはサイトフィッシングに限る。

プカプカ浮いているイワナにめがけて、ドライフライのナチュラルドリフトを心がける。


気づいた渓魚が、疑念の余地なく頬張ってくれる姿は、何度見ても飽きることはない。
これだけでも充分なのだが、フライではドライフライしか用いることはないので深場へのアプローチにはルアーを採用している。

すみ分けをしているということ。





ルアーに切り替えた直後も、やはり淵や川底から潜水艦の様な魚影たちが則座に食いついてくる。
大井川水系の南アルプス深南部に特徴的であるヤマトイワナの紋様が目立ち、撮影も捗った。

片付けを済ませ、ではもう一投とやったら、別の大型のヤマトイワナがかかったりと忙しいのが実際。

無論、漂流物待ちをしているイワナを時折見るが、そういった個体は、やはりルアーに見向きもしないことが多い。
ルアーシステムのままフライへとスナップ先を変更するだけでも容易に釣れてしまう。
なんという釣法か呼び方がない上に、積極的に人に勧めたい手法でもないので、書くかどうか迷ったが……。

「それだけ適当なアプローチでも源流のイワナ達は寛容ですよ。」という点をお伝えしたい。

釣果か撮果なのかは不明であるが、個人的にはお腹いっぱいだったので、幕営地での宴会を始めた。
日本酒かクラフトビールかは、事前準備の際の気分によるが、甲乙つけがたい。
積極的にアルコール推奨はしないが、時間を彩る手法としては個人的には好ましい。

加えて近年は沢泊等でしか摂取することもないので、余計に特別な飲み物という認識に拍車がかかる。


山小屋勤務時代のように、星明りだけで周囲を散策できる状態ほどではないにしても、内省時間の確保には充分すぎるほどであった。
3日目
予報では、午後辺りから天候が崩れるはずだったので、朝方撤収準備を早々に完了させ斜面にとりついた。
稜線沿いに出て唖然。
予想に反して、良好な気象状況であった。

登り行程よりも下り行程の比重が多い日のため、関節周りを含む身体負荷には慎重になるが、それでもザックが軽量で心地いい状態は、リスクマネジメントを軽視させる。
出発地点と目的地は逆となったが、同じ工程でも2時間30分程度の短縮となり、正午過ぎ位には登山口に戻ってこれたのはザックの重量に左右される点であると痛感した。

無論、往路での模索が復路に活用されたので、ルートファインディングが初日より容易になった点は無視できない要因ではあるが、軽量に繋がるULという概念が流行っている理由も頷ける。
登山口までのアプローチにも時間を要する事実に加え、林道、登山道もいつまで利用可能と言える状態かも不確かなので、早めに開拓を終了させたいのが本音である。
フィールドワークを含む一次情報の取得には、実際に自分の体を用いた手法に頼るしかないため、机上調査を充実させるためにも、歩を進めていきたい。

衰退を如何に漸減できるかが胆。
ポイントのみを知りたい
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限られた資源を大切にする志を持つ方へ。


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