こんにちは、モモです。(@sanshibu)
今回は遠山川水系の沢へヤマトイワナ開拓へ行ってきました。
本釣行は、2023年9月の内容をまとめたものとなっています。
さっそく詳しくお話していこうと思います。
下流域
今年は夏場に雨があまり降らなかったため、沢はやや渇水状態。
たとえ雨が降ったとしても、沢に入る前に吸収されてしまうのか増水しません。
4月に一度訪れたことのある沢なのですが、渇水気味の方がむしろ遡行が楽になるのではないかと考え、このタイミングで調査を再開することにしました。
実は写真の滝を越えた後も滝が連続していたため、なかなか沢沿いに歩くこともできず……。
ようやく降り立つことができたと思ったら下っていないのにも関わらず、いつの間にか沢と平行になっていました。
地形図からもかなり高低差がありそうなので楽しみです。
無造作に岩が転がっており、大水が出た際は少し危険な沢だと思われます。
もちろん、ヘルメットは着用必須です。
暗い森の中に向かって遡行を開始していきます。
薄暗いたまりの中には、早朝にも関わらずユラユラと泳ぐ影があります。
このあたりまで来る釣り人はあまりいないのでしょうか、かなり接近しても逃げる様子もなく無邪気にルアーを追ってきてくれました。
タモに入ったイワナを確認するとヤマトイワナです。
本来ならここで目的達成なのですが、せっかくの機会なのでもう少し奥まで進んでみることにします。
上流域
天気は秋晴れですが、谷が深くこういった木々の合間でしかまともな光が差し込んでこないので、やや肌寒いです。
それでも高低差が激しいので汗をかき、体力の消耗は避けられません。
水分補給が必要なため浄水器で確保しつつ安全な遡行を心がけていきます。
遠山川水系の沢ではおなじみであるこの模様。
南アルプスのイワナという感じが伝わってきます。
遠山川水系の河川の開拓が終了したら、もっと南部のイワナ開拓もしていきたいですね。
朱点に沿ってマーカをひけば、星座ができそうな感じのヤマトイワナ。
経験上、山岳渓流の上流程こういったイワナが多く出てくるように思われます。
鰭も僅かに滲んでいますね。
こんなガレ場に多くのイワナ達が居ついていることを嬉しく思う反面、大水の度にみんな下流に流されているのではないかと心配になります。
個人的にはかなり上まで遡行してきたつもりでしたが、地図を確認すると数百メートルしか進んでおらず驚愕です。
アクリルケースを使えばどんな場所でも関係なく観察と安定した写真を撮ることができるので、山岳渓流愛好家には必須アイテム。
多少強引に扱っても破損がないので重宝しています。
これは木曽川水系のヤマトイワナですが、アクリルケースならではの写真も撮れるので構図がマンネリ化した方にもオススメできます。
ついつい釣りや写真に夢中になっていると、すぐに時間が過ぎてしまいます。
イワナも確認できたのでこれ以上の遡行は沢登ならありですが、長い林道歩きが待っているので釣り人は余裕をもって退渓開始です。
この沢にはさらに支流もあるのですが、それはまた別の機会に訪問することにしましょう。
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