こんにちは、モモです。(@sanshibu)
今回は、モンベル L.W.アルパインヘルメットを実際に使ってみたレビューをしていきます。
「釣りにヘルメットなんてそもそも必要?」
「邪魔にならない使い勝手のいいヘルメットを知りたい!」
「気にはなっているけど、実際の所どうなのかな?」
と悩まれている釣り人の方も、いらっしゃるのではないでしょうか?
山岳渓流が多い長野県で、年間最大100回以上の釣行をしている筆者が本音で解説!
結論から言うと…
・軽量&丈夫なつくり
・日本人の頭部にピッタリ
・ヘッドライトが装着可能
源流でのハードな使い方にも耐える丈夫さ&軽量さを兼ね揃えたヘルメットとなっています。
悩める釣り人の味方、それがモンベル L.W.アルパインヘルメットです。
さっそく詳しくお話していこうと思います。
モンベル L.W.アルパインヘルメットを使ってみようと思った理由
私の活動するフィールドは主に山岳渓流が占めるのですが、落石や滑落&転倒といった危険は切り離せません。
滝の高巻きでは、ガレ場にはりついて越えていくこともありますし、たえず砂利や石が上から落ちてくる区間がある渓も多いです。
しかし、そんなのはまだかわいいもので、こぶし大程の岩が何の前触れもなく顔の横をよぎったりすることは珍しくありません。
皆さんご存じの通り、あたろうものなら頭部外傷は避けられません。
最悪の場合待ち受けているのは脳挫傷&脳出血からの死です。
あくまで安全に釣りをして家に帰ることがモットーなので、リスクマネジメントとして釣りにヘルメットを導入しました。
実体験
購入以降は、山岳渓流で釣りをする上での必須アイテムとなっています。
感じたメリットとデメリットを踏まえ、解説していきたいと思います。
まずは、基本スペックを簡単に紹介します。
基本スペック
重量 | 225g(S/M) |
素材 | アウターシェル:ポリカーボネート インナーシェル:発泡ポリスチレン インナーパッド:ポリエステル |
サイズ | 頭囲:S/M(52~57cm)、M/L(57~62cm) |
機能 | ダイヤルアジャスター(※)、ヘッドランプクリップ、ウォッシャブルインナーパッド |
カラー | ダークグレー(GM)、オレンジ(OG)、ターコイズ(TQB)、ホワイト(WT) |
アジャスターを駆使することで、頭部が激しく揺れた際にヘルメットの紛失を避けることが可能です。
購入して数年にはなりますが、目立った破損もなく使用することができています。
メリット
要点を以下にまとめました。
・軽量&丈夫なつくり
・日本人の頭部にピッタリ
・ヘッドライトが装着可能
1つずつ触れていきます。
ヨーロッパ規格の安全基準を満たした丈夫さ
モンベル L.W.アルパインヘルメットはヨーロッパ規格の安全基準を満たした証であるCEマークが付与されています。
CEマークについてはWikipediaのリンクを貼っておいたので、時間のある方はご覧ください。
山岳渓流や源流泊では、なるべく荷物を減らして軽い装備の方が動きやすいですが、このヘルメットの重量はたったの225g。
私の使っている熊鈴以下の重量なので、驚きです。
被ってみても、重さを全く感じないほどなので首が疲れるということがありません。
アクティブな動きが多い山の中でピッタリなヘルメットとなっています。
写真の様なゴルジュ渓では、足元が不安定&頭上からの落石ある区間が多いです。
以前、ゴルジュ区間をへつりながら通過していた際に、急にこぶし大程の石がヘルメットに直撃したことがあります。
長野県警が出している山岳事故の統計でも転倒・滑落・落石による死亡事故が発生していることがわかります。
ヘルメットを被っていたから笑い話で済みますが、もし被っていなかったらどうなっていたかというのは言うまでもありません。
山岳遭難、救急搬送、全身裂傷時のヘルメットの状態です。
全ての衝撃や外傷をヘルメットが受けてくれたため、右前頭部頭蓋内血種程度で後遺症なく生き残ることができました。
ヘルメットが無ければ、死んでいました。
独自のアジアンフィットデザイン
海外の登山メーカーは、そもそも日本人の頭部形状にマッチしたヘルメットが作られていないことが多いです。
因みにグリベルのヘルメットはジャパンフィットのモデルもあるので、参考程度にどうぞ。
合っていない製品を被ろうものなら違和感が生じ、場合によっては皮膚とヘルメットの接触部位から痛みが生じてしまいます。
モンベルは日本の企業なので、そんな心配はありません。
独自のアジアンフィットデザインが施され、日本人の頭部形状に合っている上に、後頭部のダイアルアジャスターで更に細かなフィッティングが可能となっています。
私の頭はやや大きめなのですが、このデザインのおかげでずり落ちたり、つけていて不快感が生じるといったことなく使用し続けることができています。
山岳渓流では必須アイテムです。
ヘッドライト専用のグリップ仕様
ヘルメットにヘッドライトがうまく装着できなくて、もどかしい思いをしたことのある方は私だけではないと思います。
そんな苦痛から解放してくれたモンベル L.W.アルパインヘルメットは、4グリップ仕様が施されており安定してヘッドライトを支えることが可能です。
暗闇の中での渓の遡行や林道を自転車で進む時にも、ずり落ちたりしたことはありません。
もしこの仕様がなければ、今でも常に頭に気をつかいながら進むことになっていたかと思うとゾッとします。
ストレスフリーで活動することができるので、大変助かっています。
デメリット
ここからはデメリットついて触れていきます。
まずは、後頭部にあるヘッドバンドでザックに取り付けたりすると、破損する危険があるということです。
そのため、ヘルメットに対応したストラップを購入しなければいけません。
つぎに、耐用年数が5年である点です。
使用頻度が高い場合は、さらに期間が短くなりますのでご注意ください。
5年で買い替えなければならないことが、おっくうに感じる方にとってはオススメできるものではありません。
まとめ
今回は、モンベル L.W.アルパインヘルメットを実際に使ってみたレビューをしました。
ここでおさらいです。
・軽量&丈夫なつくり
・日本人の頭部にピッタリ
・ヘッドライトが装着可能
源流でのハードな使い方にも耐える丈夫さ&軽量さを兼ね揃えたヘルメットとなっているので、山岳渓流で釣りをすることが多い方にオススメできます。
この機会に装備を見直して、リスクマネジメントを考慮した釣りをするのはどうでしょうか。
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