【渓流釣り】天竜川水系 最果てのヤマトイワナ探訪

【渓流釣り】天竜川水系 最果てのヤマトイワナ探訪

こんにちは、モモです。(@sanshibu)
今回は天竜川水系のヤマトイワナ開拓をしてきました。
本釣行は、2024年4月12日の内容をまとめたものとなっています。

ふと目を覚まし、時計を確認すると00:50。

朝食を腹に詰め込み、いざ目的地まで出発です。

モモ
モモ

山釣り師の朝は、早いのです。

林道MTB

今日は、相方が同伴です。

知り合ったのは数年前なのですが、実際に釣行を供にするのは昨年からでした。

フィジカルエリートなので、いつも山奥へ行く時は必須の人物です。

MTBに乗り、出発は04:30となりました。

そこから真っ暗闇の中、1時間程度経過すると周囲も明るくなってきます。

連日の雨で増水が懸念されていましたが、澄んだ川がお出迎えのようです。

モモ
モモ

これで安心して、突き進むことができます。

どこまで林道が続いているかは、調べても検討がつきません。

なので、いけるところまでMTBで突き進むことになります。

大規模な林道崩壊や頻回の落石に行く手を阻まれ、入渓地点直前で徒歩に切り替えていくことにしました。

かなりの距離をMTBでカバーすることができたので、本当に嬉しい誤算でした。

モモ
モモ

徒歩だと6~7時間程度は覚悟しないといけませんでした。

入渓

目的の沢までは距離があるものの、道中ライズするイワナや遡行中に走るイワナを見つけてしまったので、竿を出しつつ調査していくこととします。

始めは開けた川幅だったものが次第にゴルジュ帯と化し、日が差さない要素も重なったため水温は1℃です。

お世辞にも外気温が高いわけではないので、流石に足が凍り付くかと思いました。

ヒレと模様が美しいイワナ

対岸の岩のえぐれた僅かな箇所へピンポイントキャストを決めると、黒い影がヌルりと出現。

そのまま手元へ引き寄せると、水系特有のマーブル模様を確認することができました。

モモ
モモ

下流でお目にかかれると思っていなかったので、驚きました。

同行者を後ろからパシャリ

コバルトブルーが映える渓相で、他の南アルプスの水系を想起させるような感じです。

源流部まで来ると難所はほとんどないため、ゆったりと釣り上がることができました。

底にベッタリとイワナが張り付いている

綺麗なイワナ達が多かったため、丁寧にアプローチをしすぎました。

このままだと、目的の支流を釣り上がることが難しくなりそうなので、ペースアップしていきます。

モモ
モモ

釣りをしていると、時間の経過は一瞬です。

目的の沢

いつか泊で来てみたいなと思っていた沢に、まさか日帰りで行くことになるとは思いませんでした。

水温は日中でも最高5℃程度でしたので、活性自体は高くなさそうなのですが、最深部のイワナは特殊なのでしょうか。

モモ
モモ

しっかりと食いついて来たので、助かりました。

【渓流釣り】天竜川水系 最果てのヤマトイワナ探訪
愛らしい目で見つめてくるイワナ

上流へ行くほど、模様が強まっていくのはいつものパターンです。

どの個体も立派なヒレをしており、荒れやすい南アルプスで懸命に生きていることが分かります。

尾鰭もデカい

釣果的には充分ですが、奥を目指すという目的もあるので、せっせと遡行していくことにします。

モモ
モモ

自身の体力に見合った、遡行スピードを心がけましょう。

増水時の凄まじさが伝わってくる

道中も所々で落石があるため、周囲に気を配る必要があります。

基本的なリスクマネジメントができるようになると、冷静に物事をとらえることができるようになるので、危険なアウトドアをする山釣り師には必須の思考法です。

モモ
モモ

慢心こそが、最大の敵です。

小柄な体に、しっかりと沢の特徴が描写されている

サイズの小さい個体でも、ヤマトイワナの風格をしっかりと感じさせてくれます。

こういったイワナがいると、俄然安心して釣り上がることができます。

残雪の上に、転がる無数の岩から危険度を予測することが可能

源流部は雪深い箇所も多く、そのような場所では沢伝いに遡行していった方が楽な場合が多いです。

チェーンスパイクを用いる場合は、雪上の方が体力の消費を抑えられるので選択肢を増やしておきましょう。

モモ
モモ

状況に応じて、自分に合った方法を選べるようにしましょう。

最深部に現れた滝

目的の滝に到着しました。

これ以上調査すると日帰りでは困難になりそうなので、一区切りとします。

モモ
モモ

ここまで来ると、達成感を得ることができます。

下山

時刻を確認すると、日暮れまで猶予はありません。

なんとか、暗くなる前にMTBの場所まで戻る必要があります。

ここまでの旅路を支えてくれたMTB達(左筆者のMTB、右同行者のe-bike)

退渓スピードを調整し、日が出ているうちにたどり着くことができました。

後は下っていくだけですが、行程を考えると油断は禁物です。

多くの人を見送ってきたであろう標識

最終的に出発地点に到着したのは、19:50でした。

これにて全行程約70kmの旅路が終了です。

誰も怪我無く終えることができて何よりですね。

モモ
モモ

別の支流調査が楽しみです。

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