こんにちは、モモです。(@sanshibu)
渓流釣りをしてみたいと声をかけて頂き、初心者の方のガイドを実施。。
結論から言うと、初めての渓流釣りで岩魚を釣ってもらうことができました。
彼も渓流というフィールドに魅了されてしまったようで、今後が楽しみだとおっしゃってました。
実際に初心者の方をガイドする上で、前もって伝えておいてよかったと感じた点があったので、お話していこうと思います。
👤「えっ?魚の釣り方とかじゃないの?」
そう思われた方もいるのではないでしょうか、勿論大切な要素です。
しかし、釣り方に関しては回数を重ね自分なりの方法論を見つけていけばいいのですが、安全管理を怠ってしまうと怪我や負傷に繋がります。
釣り自体を継続することができなくなる上、場合によっては嫌いになってしまう可能性があるのが事実。
・食料、水
・ヘッドライト
・休憩
・沢歩き
今回は4つのポイントから安全面を重視した内容となっています。
それでは解説していきます。
食料・水
今回の渓流は車止めから、林道を歩いて1時間30分~2時間程度の場所を選びました。
山道になるのでアップダウンが激しく、気温が高かったため汗も多くかきます。
こういった山岳渓流で気を付けなければならない点は、低血糖状態と脱水症状により行動不能に陥ることです。
私も過去に脱水症状により足が痙攣し、行動不能になった方を見たことがあります。
その時は十分な塩分と水分を摂取して休みながらなんとか下山。
今回は十分な食料と水分(2L程度)を持ってくるように伝えていたため、余裕を持った釣りとなりました。
ヘッドライト
林道を用いる場合は、明け方前から歩き始めることが多いです。
これは釣りをする時間を確保する目的もありますが、何より先行者対策のためということになります。
誰よりも早くその場所に行くことで、自分が先行者になってしまおうということです。
夜の山を歩く際は、必ずヘッドライトが必要。
装着することで、林道の崩落個所や危険な個所をいち早く把握することができます。
意外と足元が見えない状態だと簡単に転んでしまうので、足元をしっかり照らすという意味でも重要になってきます。
今回初めての夜の林道歩きだったようですが、周りをしっかりと照らして歩くことで怪我無く目的地まで進むことができました。
休憩
初めての場所へ行く際は大体の距離を把握しておくものですが、それでも実際に見て地図上と異なる点というものはどうしても出てきます。
急ぐあまりオーバーペースになってしまい疲労困憊、集中力がとぎれ何でもないところで怪我をするなどといったことが生じるのが事実。
今回は、15~30分程度の休憩時間をこまめにとりました。
👤「多めに休憩をとってくれたおかげで、余裕をもって釣りを楽しむことができた。」
これは、実際に頂いた言葉です。
釣りに集中できる体を整えるという意味でも、とても大事な点となっています。
沢歩き
渓流釣りをしない多くの方にとって、川の中を歩いて登っていくというのは多くの危険があります。
川の中は流れが複雑となっており横からの力が加わる上、川底が見えないという事態に陥る点。
苔やヌメリの多い岩がある渓流、花崗岩や乾いた岩が多い渓流でもグリップ力や滑りやすさが異なるため、それに配慮した渡渉が必要となります。
今回は川を歩いてもらう前に、川岸にある岩に足を乗せてもらうことから始めました。
ヌメリのある岩に体重をかけてみてもらうことで、実際どの程度滑りやすいのか体験してもらうことができました。
👤「こんなに滑りやすいとは思わなかった。これは危ないね。始めに教えてもらえてよかった。」
とても驚いた顔で話されていました。
大丈夫だろうと踏み込んだ際に転ぶと、人は中々受け身がとれないものです。
安全な沢歩きには、慎重すぎるくらいが丁度よいということ。
まとめ
今回は、渓流釣り初心者をガイドしてみて感じた点について解説していきました。
ここでおさらいです。
釣り方に関しては回数を重ね自分なりの方法論を見つけていけばいいのですが、安全管理を怠ってしまうと怪我や負傷に繋がります。
釣り自体を継続することができなくなる上、場合によっては嫌いになってしまう可能性があるのが事実。
慣れないうちは、経験者と同伴し何が必要で何に気を付けなければいけないのか学ぶのがいいでしょう。
是非参考にして頂き、安全で楽しい渓流釣りにしてくださいね。
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