こんにちは、モモです。(@sanshibu)
今回は、初心者向け渓流釣りのマナーを解説していこうと思います。
「そもそも先行者ってなに?」
「渓流釣りでの基本的な心構えを知りたい!」
「気にはなっているけど、マナーってどんなのがあるんだろう?」
と悩まれている釣り人の方も、いらっしゃるのではないでしょうか?
山岳渓流が多い長野県で、年間最大100回以上の釣行をしている筆者が本音で解説!
結論から言うと…
・先行者の存在に気が付くタイミングと立場によって対応が異なる
先行者に対する対応について悩みを持つ初心者の方に向けた内容となっております。
それでは、渓流釣りの基本マナーと先行者への対応について解説していきたいと思います。
さっそく詳しくお話していきます。
先行者とは?
先行者とは釣り場に行った際に、自分より先に釣りをしている人のことを指します。
沢登といったシャワークライミングを主とするスポーツと違い、渓流釣りにおいては先行者の存在の有無が重要。
なぜなら、対象となる渓流魚はとても繊細な生き物であり、一度場が荒れてしまうと半日以上は釣りの対象とすることが難しくなってしまうからです。
全く釣れないなと思っていたら、上流から釣り人が下ってきてから先行者の存在に気付くということもあります。
先行者がいた場合の対応方法
先行者がいた場合、どのタイミングでその存在に気が付くかで対応方法が異なります。
・車止めや林道の終点で出会った場合
・釣り上がっている途中で、先行者に追いついてしまった場合
まずは、車止めや林道の終点で出会った場合です。
車止めや林道の終点で出会った場合
この場合の対応方法は、まだ釣りを開始していないので比較的スムーズに解決することが多いです。
まずは自分から声をかけて、どこの区間を釣りする予定か確認するのがポイント。
もし自分が釣りをする予定の区間と異なる場合は、その旨を伝え互いに合意し、区間が被ることがないように釣りをしましょう。
もし同じ区間だった場合は、先行者に場所を譲り、自分は違う区間を選択するか渓流を変えるかした方がよいです。
なぜなら先行者がいた場合の釣りは、繊細な渓流魚が対象なためシビアな結果になる場合が多いのが事実。
後追いを選択しても、かなりの時間を制限されてしまうことが多いからです。
早いタイミングで違う渓流を選択した方が、多くの時間を釣りに使うことが可能ということになります。
釣り上がっている途中で、先行者に追いついてしまった場合
この場合も、まずは自分から声をかけて、どこまで釣りをする予定か確認をしましょう。
意外にも声をかけると……。
👤「もう帰ろうとしていたところだった。」
👤「もう満足したので、先に行っても大丈夫ですよ。」
といったことを伝えてくれる先行者もいるので、その場合はお言葉に甘えて釣りを継続しましょう。
もし釣り上がっている途中でも沢割が可能な区間であれば、先行者と交渉をするのがポイント。
了承してくれた場合は釣り場を荒らさないように川の中は避けて、陸地を歩くようにしましょう。
釣りをしたい区間が先行者と同じだった場合は、大人しく下流の区間にするか渓流を変えるかする方が無難でしょう。
自分が先行者となった場合
自分が先行者となった場合ですが、後続の釣り人の存在に気付いた時点で自分から声をかけることを心がけましょう。
もちろん、後続の釣り人から声をかけてもらうこともあります。
しかし先行者(自分)の存在に気が付いた時点で、コッソリとすぐ近くの上流へ頭はねをしたり、無視して釣り上がっていく者が多いのが事実です。
自分から声をかけることは、これらのリスクを未然に防ぐことにも繋がります。
先行者である旨を伝え、沢割・退渓・時間をずらすか主体的に決めていきましょう。
まとめ
今回は、渓流釣りの基本マナーと先行者への対応について解説していきました。
・先行者の存在に気が付くタイミングと立場によって対応が異なる
主体性をもって、相手とコミュニケーションをするのは街中でも山でも必要です。
お互い釣り人なのですから、されて嫌なことは同じ。
是非マナーを守って、気持ちの良い釣りを楽しんでくださいね。
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