【渓流釣り】南アルプスの渓 遠山川水系のヤマトイワナ探訪

こんにちは、モモです。（@sanshibu)

今回は遠山川水系の渓流へ新規開拓へ行ってきました。
狙いは勿論ヤマトイワナです。

本釣行は2023年5月の内容をまとめたものとなっています。

林道

世間はゴールデンウイークでお祭りムード、たまたまお休みを頂くことができたので遠出をしてみることにしました。

車止めに到着したのは、午前5時前後。
既に車が一台停まっており、テントが設営されています。

前泊か昨日釣りをしたのかどちらだろうと思いながらも、声をかけると昨日から釣りをしていることが判明。

「今日は下流で釣りをする予定だから、上流へ行ってもらって大丈夫だよ」とのことだったので、お言葉に甘えて上流部へ向かうことになりました。

残置ロープを駆使し、滝を超え森の中を歩いていきます。

歩き始めた頃は薄暗かった山も、徐々に陽光がさしこみ明るくなってきました。

下流域

ゴツゴツとした花崗岩の渓もいいですが、静寂さが際立つような苔むす渓相も好きです。

時間も早いこともあったので、ルアーを選択し釣り上がっていくことにしました。

そして……。

早速出てきました、青いマーブル模様と朱点の組み合わせが味を出しているヤマトイワナです。

流心から外れた岩の間から、ヌッとルアーを追ってきてくれました。

写真のように、朱点が滲んだ箇所もありました。
ヤマトイワナによっては、こういった個性的なポイントが見つかることが多く楽しみの一つでもあります。

体も温まってきた所で、遡行ペースを上げていくことにしました。
まだ全体の1/5程も進んでいません。

普段より水を多めに飲んでしまったとしても、私は浄水器を持ち歩いているので余裕を持った水分補給をすることができます。

滝が連続している箇所を越えていくと、徐々に傾斜が緩やかとなってきました。

小さなポイントも見逃さないように丁寧にアプローチをしていきます。

すると……。

鰭、唇、お腹とオレンジ尽くしの岩魚です。

青とオレンジの兼ね合いが、いかにも南アルプスに住まうヤマトイワナの特徴を出していますね。

背中も見逃すことなかれ、背鰭に沿って滲んだ朱点があります。

この渓の岩魚は、朱点が滲むのが共通していますね。

上流域

全体の行程3/5位の時だったでしょうか、反転流となっているポイントの前後で1匹ずつ出てきてくれました。

上流部へ近づくにつれて魚体も大きくなっていくのは、奥まで足を運ぶ人間がいないからなのでしょうか。

まだ5月だというのに、このポテンシャル！

最盛期は一体どれほどまで成長するのかと想像するだけで恐ろしい……。

近年はヤマトイワナの数も昔ほどおらず、衰退の一途をたどっているとも言われていますが、このような沢がいつまでも残っていてほしいですね。