こんにちは、モモです。
今回は、釣り具以外に必要なものを解説していこうと思います。
「そんなものあるの?」
「本格的に始める前に知っておきたい!」
「他の人が何を持って行ってるか知りたい!」
と悩まれている釣り人の方も、いらっしゃるのではないでしょうか?
山岳渓流が多い長野県で、年間最大100回以上の釣行をしている筆者が本音で解説!
結論から言うと…
・ヘッドライト
・浄水器
・地図、コンパス
・行動食
・ファーストエイドキット
・スリング
・雨具
上記のアイテムが、釣り具以外に必要なものになります。
私が実際に使っているギアを一部含めて、解説していきたいと思います。
まずはヘッドライドです。
釣り具以外に必要なもの
里川で短時間釣りをする位であれば、必要のないものも多いのですが、山岳渓流であれば話は違ってきます。
状況に応じて必要となるものもあれば、非常用のものもあります。
自分のよく行く渓を思い浮かべながら、読んでみてください。
ヘッドライト
山岳渓流を目指す中で、夜間帯林道や沢を歩くというのはよくあることです。
入渓地点が車止めから離れた距離にあるため、暗いうちから歩きださないと、釣りをする時間が無くなってしまうためです。
携帯電話のライトや懐中電灯を持つ方をたまに見かけますが、闇夜の中で障害物を避けたり、足元の確認に集中していても、転倒したりするアクシデントを完全に消し去ることはできません。
その時、両手が塞がっているというのは大変危険です。
ヘッドライトであれば、両手を自由に使えるため、より慎重に進むことが可能です。
私は、深夜帯から歩き始めたりすることが多いので、なくてはならない必須アイテムです。
予備用と合わせて、計2つは持ち歩くようにしています。
浄水器
山岳渓流で最も避けなければいけないのは、脱水による熱痙攣等の発生で行動不能に陥ることです。
夏場であれば汗をかき想像以上に水分を失い、春秋であれば水分を積極的に摂取することもないため、意識的に飲まなければ容易に脱水症状が出てきます。
一度に大容量の水を作りたい方は、ボトル一体型がオススメです。
詳細なレビュー記事も書いているので、一緒にご覧ください。
荷物をそこまで増やしたくないという方には、手の平サイズの浄水器がマッチします。
高いと思われがちな浄水器の中でもソーヤーミニは、安価なので最初の1つとしてもオススメできます。
同行者が脱水症状に陥った際に、必要だと強く再認識させられました。
心配性なので、源流泊では2つ持ち歩いています。
地図・コンパス
地図が完全に頭にはいっており、どんな視界不良や道迷いにも対応できる方には必要のないものですが、現実問題それが不可能であることは、皆さんご存じだとは思います。
ベストは国土地理院の地図を持ち歩くことですが、面倒だと思う方もいると思うので、最低限YAMAPかジオグラフィカどちらかの地図アプリをダウンロードして、釣行前には地図を携帯に落とし込んでおいてください。
紙の地図を持ち歩く方にとっては必需品ですが、大まかな地図が頭に入っている方は、コンパスを用意しておくと自分の立ち位置と進むべき方向が定まりやすいのでオススメします。
私は、リッジマウンテンギアのサーモコンパスを使っていますが、ザックの紐に付けたままにしておけるので便利です。
方角の確認の際に、コンパスは非常に有用です。
行動食
高巻きや藪漕ぎ、ハードな遡行とアクティブな動きが要求されるのが山岳渓流です。
当然エネルギーの消耗が激しいので、こまめな補給が必要となってきます。
お恥ずかしい話ですが、私自身が食料の見積もりを甘く見て、低血糖状態になりかけたことがあるので注意が必要です。
歩きながらでもこまめに摂取できるのでオススメです。
スナップに入れておけば、片手で素早く取り出すことができます。
オススメできる行動食をまとめた記事もあるので、ご覧ください。
多め用意して困ることはありません。
ファーストエイドキット
予期せぬ事態が起きた時に、怪我はつきものです。
街中で怪我をする分には病院もありますし、衛生状態が保たれた環境下にいることが多いので、あまり問題になりません。
受傷した際に、山で思い浮かぶのは破傷風ですね。
土があればどこでも感染リスクはありますが、山の中に入ることの多い釣り人の場合は跳ね上がることが予想できると思います。
応急処置で、清潔な水で傷口を洗い流す+消毒が必要なので、それプラスでガーゼと包帯は最低限用意しておきたいところです。
どうしても、自分で用意するのが面倒だという方は、ファーストエイドキットを1つザックに忍ばせておいてください。
清潔な水ということは、浄水器が必要だと分かります。
スリング
いわゆる『お助け紐』の役割を果たすアイテムです。
本来はハーネス+カラビナ+ロープがあれば、懸垂下降ができますが、実施される場合はクライミングセンター等の講習をしっかりと受けてからの実施を推奨します。
枝や木の根元にくくりつけることで、段差を昇り降りする際に便利です。
ロープよりは荷物にならない上、ザックにつけておくことで素早い出し入れも可能となります。
クライミングが可能なアイテムのため、ホームセンター等のトラロープよりは、強度が保証される点が安心です。
トラロープがちぎれて、後ろへ1回転したことがあります。
雨具
水にぬれるのは沢の中に入れば、同じだろと思う方もいるかもしれませんが、全然違います。
使用しているのが沢登用の保温効果の高いクロロプレン素材なら大丈夫ですが、私以外に実際に使用している方は、今まで1人しか見たことはありません。
濡れたままの衣類で行動し続けると、体温が奪われ低体温症のリスクが高まります。
普段から自然と関わる仕事をしている釣友の1人は、サーモスに熱湯を入れて持ち歩いています。
低体温症になった人にかける応急対応として用いるためだそうです。
私はモンベルのストームクルーザーを使用しています。
軽量かつ収納時は手のひらサイズとコンパクトになるのでザックに忍ばせるにも便利です。
面倒だと思う方は、エマージェンシーシートでもいいです。
まとめ
今回は、釣り具以外に必要なものを解説していきました。
ここでおさらいです。
・ヘッドライト
・浄水器
・地図、コンパス
・行動食
・ファーストエイドキット
・スリング
・雨具
山岳渓流では、厳しい自然に対応したギアの用意が必要となります。
自分がよく行く渓を想像し、今の装備で不測の事態に対応できるか考えてみてくださいね。
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